高生産性の歯科医院で打ち合わせをしている経営戦略の内容

業務効率化

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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。

日々、歯科医院さんにお伺いをして医院の活性化や課題への対応をしています。

前回のブログでは、高生産性の歯科医院さんの秀逸なIT戦略や教育戦略のお話をさせて頂きました。

実は、高生産性を実現している歯科医院ではITや教育はもとより、経営そのものにおける戦略をしっかりと立てています。

歯科医院における高生産性には、いくつかの指標があります

・ROI

・投資回転率

・労働分配率

など粗利や利益が分母や分子に出てくるものが経営指標では代表的なものです。

これらの指標は投資額や返済額、減価償却などにより個々の経営状態によりその生産性の優良が変化してきます。

並行して私のお伺い先では、ユニット1台あたりの月間医業収入や従業員1人当たりの医業収入などを指標として、その推移を見ています。

ご自身の医院の現状のこれら数値はどのくらいでしょうか。

私のお伺い先では、ユニット1台売上は高いところでは600万円を超えています。

これは確実に高い自費率、自費診療率を目標に経営を進めてきた医院ならではの結果です。

すべての医院がこの数値を目指しているわけではありませんが、お伺い先ではまずは300万円/台を目指しています。

この数値は適切な経営戦略をもった経営をしていくと台数が増えるに従って1台あたりの売上も上がっていきますし、上げていくことも必要になります。

売上規模が大きくなるとスタッフや特に間接部門の人件費も増えていくので当然、生産性も上げていくことが重要になってきます。

医療組織が成長をしていく中では、結婚、出産、育児をしながら診療をしていくスタッフも多くなります。

このようなライフステージを迎えるスタッフにとっても、安心して働きやすい環境を整えていくことも必要になります。

ユニットが6台の医院のスタッフ人員とユニットが15台の診療をする上での医療従事者の必要人員や集患コストや投資における損益分岐点の分子となる固定費額は違ってきます。

その原資の元となるのが高生産性ということです。

個々の医院における生産性向上には多くの手法やノウハウもあり、またその紹介はこのブログやネット上に溢れていると思います。

それらのノウハウが自院の状態に合うのか、またそれをどのように落とし込んでいくのが良いのかなどを準備していくことがスタートです。

このような取り組みを継続していくと分院展開やM&Aの話が出てくることも多くなってきます。

例えばお伺い先の医院さんでの経営戦略の打ち合わせ内容のほんの一部を紹介させて頂くと、

今後のDr採用を有利にするために歯学部の近くに分院を出す

また昨今のインビザラインのニーズの高まりに対応するために、女子大学の近くにマウスピース専門医院を分院開業する

地域の大規模病院との提携などの経営戦略を打ち合わせすることも増えています。

このように、医院経営の視野を広げている医院さんは、さらに高生産性になっていく循環が生まれてきます。

まずは院内での取り組みを生産性も意識しながら進めていくことが高生産性につながります。

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