このブログは約 5 分で読めます
皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会の中澤です。
今回は、医院にて理念やクレドなどをどうやって作っていくのか?に関してお話していきます。
・理念は作ったが、うまく浸透していない
・クレドはあるけれども、誰も意識できていない
・理念や、クレドはどうやって作ったらいいの?
その場の流れで、えいや!で作成をはじめてもうまくいきません。
そもそも、理念とクレドの作り方は違います。
まず、医院理念とは院長先生が作るもので、
皆で決めていく形であれば、どちらかというとクレドの要素に当てはまります。
スタッフと一緒に考えて、理念などを決めたいというのは、
ここのクレドの部分を、具体的に形にするとよいです。
なぜならば、作る上での、最終的なゴールは、
「毎日の実際の行動規範」となるものでなければいけません。
だからこそ、具体的な表現で、スタッフと一緒に考え、それを言語化して、その場で決めるということが大事になるのです。
進めるポイントとしては、
まず考えるためのガイドラインが必要となります。
①患者様に対してどうありたいか
②スタッフ、仲間に対してどうありたいか
③地域社会に対してどうありたいか
上記を、医院理念に合わせたものをクレドとしたいですね。
理念に該当する大枠としての方向性は、
自分の医院のHPを改めてみてみるとよいでしょう。開業をする上での想いをふりかえってもいいかと思います。
その中で、具体的な進め方は
全体ミーティングを行い、KJ法を用いて進めていけるとよいかと思います。
KJ法とは、付箋などの紙に自分の思いついたアイデアを書いていき、それをグループ化していくことで、脳内で思いついたアイデアを言語化していく手法のことを指します。
クレドや行動指針をスタッフと意見を出し合いながら
決めていくためには、この方法が有効です。
理念と、先ほどの①~③のガイドラインを基に、スタッフ一人一人が付箋を書いていき、似ている文章はまとめて、グループに分ける。いくつでもOKです。
※誰が書いたかは書かなくてOKです。できるだけ、ミーティングではアイデアがでるように、誰が書いたかを気にする形にはさせないこと、アイデアに対して意見をだしていくことが大切です。
グループに分けたら、
〇〇さんと●●さんのチームがこのグループの言葉をまとめてみるという形で文章化していけるとよいでしょう。その後は、文章を整えて、ディスカッションして詰めるとよいです。
似た内容をグループ化する、更に組み合わせてアイデアを練り上げる。
この流れ作り、進める上では、アイデアを否定しないことがポイントです。
それ以外の作成のクレド文章内容の注意点としては、
・プラス言葉のみを使う
・具体的な文章を使う
・ひとつの文章でひとつの目標をたてれるとベストです。
・スタッフ全員の意見を反映する
・作成は、2~3時間程度を目安
このあたりもポイントなので、参考にしていただければと思います。
理念やクレドを作成するのは大変ではありますが、非常に重要な部分となります。理念作りをするタイミングも大事ですので、医院作りをする上で良いタイミングな医院様は是非ご参考にしてみてください。
頑張っていきましょう!