突然の退職代行!焦らずに対応を!

労務・人事評価・採用

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みなさん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの岡本です。

言葉を聞いただけでもイヤ~な気持ちになる「退職代行」。

今、利用者がどんどん増えているようです。

職種別で見ると、歯科助手・衛生士は2.2%で女性の中で16番目に退職代行を使っている職種、という事になります。

実際に私のお伺いしているクライアントでも事例がありました。とある医院では、数年勤務し、院長ともしっかりコミュニケーションの取れていたスタッフ。とある医院では、すでに院長に退職の意向を伝え、退職日の決まっていたスタッフ。正直、なんで3万~5万円もお金を払ってそんな業者を使うのか、最初は理解できませんでした。

でも最近、今年の新卒DHと面談をしていて、退職代行を使う理由が分かりました。

「辞めたいと思ったら、スグに辞めたいじゃん!」

彼女の友達(DH)が、今の医院を辞めたい、と電話で相談してきたそうなんですが、その電話をしながら、ネットで退職代行に申し込み、翌日から医院にはいかなかったとのこと。通常、3か月前に言ってね!というような規定を作っている事が多いと思いますが、まさに彼女は上記のセリフを言っていたようです。辞めたいのに、3ヶ月も働けない、というのが一番の理由なんですね。(ただ、世間一般のランキングでは体調不良が理由な事が多いようですが)

常識が変わっていく

「引き継ぐスタッフに迷惑がかかるから」とか「お世話になったから、きちんときれいに終わりたい」とかそういう「人として当たり前の常識」みたいなものは失われ、時代と共に常識が変わってきてしまっているのだと改めて実感しました。

 

という事で、本ブログでお伝えしたいのは、

退職代行から連絡がきても、「凹まない」

ことを心掛ける、ということです。医院に辞めにくい事情があったのか、もしくはその人のパーソナリティの問題なのかは、正直わかりませんし、「どちらも」の可能性も高いです。

ただ、そういう通知がきた際には「あー、これが例のアレか」と冷静に受け止めないと、イライラしてしまったり、意味が分からずモンモンとしてしまったり、残念な気持ちも続きます。さらには

未払い残業の請求がくるのでは?

とビクビクしてしまうことになります。

ちなみに先の2件では、そういった請求などは有りませんでした。

恐らく、そっちを目的にした場合は、退職代行ではなく、そっち系の弁護士の広告が先にヒットするので、退職代行と一緒に、とはあまりならないかもしれないですね。(ここは推測ですが)

そして、代行業者が、弁護士事務所なのか、もしくはただの業者なのかも確認して、弁護士以外が、「通知」以外の交渉などをしてくるような内容であった場合には、違法行為にあたる可能性もあるので注意しましょう。

その場合、交渉に応じる必要はないですが、「退職を認めない」というような嫌がらせ的な事をしてもそのスタッフが戻ってくることはないので、よほど不当な交渉でなければ応じる事が多いとは思います。

もちろん、こういった業者を使われない事がベストですが、使うことに関して何の抵抗もない世代が社会に出始めており、むしろ常識になっていく可能性がありますので、使われたとしても不要な感情を出さずに、冷静に対応していきましょう。

 

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