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皆さん、こんにちは。
歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの山下淳平です。
本日は「頑張っている歯科医院ほど陥りやすいこと」というテーマでお話をしていきたいと思います。
私は、組織の成長率は
「コミュニケーションの量×コミュニケーションの質×実践力」で決まると考えています。
これは多くの院長先生も認識されていることだと思います。
だからこそ、個人面談をしたり、職種間ミーティングをしたり、幹部ミーティングをしたり、全員ミーティングをしたり、コミュニケーションの量を最大化させていく医院が多いと思います。
実際に実践会のクライアントではコミュニケーション機会を多く作りながら、
成長を促進させています。
これはこれはで素晴らしいことですので、ぜひ継続していただきたいのですが、
一方で、「コミュニケーションの質」においてはまだまだ改善の余地があるように思います。
それはなぜか。
それは、ミーティングという名のコミュニケーション量を増やすので、必然と改善点や改善案が多くあがる。
結果、あがってきた改善案や対策、どれもこれもやろうとして、全て中途半端、形骸化していく。
そんな状態に陥っている医院を多く見てきているからです。
これは、優先順位付けと資源配分がうまくいっていないのです。
このような場合は、私は、1つの簡単なフレームワークを頭に浮かべて、
ミーティングをするようにしてくださいと伝えています。
頭の中に縦軸、横軸を作ります。
縦軸に成果の大小、横軸に成果が得られるまでの期間の長い・短いと引きます。
そうすると4つの分類ができます。
「期間が短く×成果が大きい」
「期間が短く×成果が小さい」
「期間が長い×成果が大きい」
「期間が長い×成果が小さい」
これは非常にシンプルですが、頭の中を整理しやすいです。
実際にホワイトボードに書き出し、付箋でマッピングしていくと非常にわかりやすいです。
どうしても、みんなでせっかく話しあったので、全て実戦に移していきたい気持ちは理解できますが、成果のでないことを長く続けていても全く意味がありません。
大事なことは得たい結果に最短で到達することです。
つまり、やらないことを決めて、注力するポイントに資源を投下させ、目標を達成するということです。
これは非常に簡単な考えではありますが、この考えをスタッフ全員が理解してミーティングしているのと、全く何も考えずにミーティングをしているのとでは、アウトプットに大きな差が出てきます。
この考えを明日からスタッフに共有して、ミーティング、コミュニケーションの質を高めていきましょう。