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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会の井ノ上です。
まもなく4月の春を迎えて、気温も暖かくなって桜が開花する季節になってきました。4月になると、新人スタッフの入社があります。入社に備えて、気持ちを新たに新年度に向けた準備を進めている医院は多いのではないでしょうか。
「今年はうちの医院には、春は来なかったな・・・」
「いや、今年はではなく、今年も来なかったな・・・」
「新卒の採用はやるだけ無駄だから諦めよう」
と悲観的になっていないでしょうか。
私の担当するクライアントでも、2、3月の時点で内定を1件も出せていない医院があり、新卒の採用は諦めて、来年にシフトチェンジしようと思っていた矢先でした。
「新卒衛生士の応募が来ました!」
「衛生士学校から電話があって見学に来ることになりました!」
と立て続けに新卒衛生士の内定が決まるケースが続出しています。
ほとんど諦めていただけに、思いがけない応募に戸惑いを隠せない場合もあります。
「年明けて、2月、3月に応募してくる学生なんて、大丈夫?」と不安に思われる方もいるかもしれません。実際に今回のケースでも、クライアントさんは学生が見学に来るまで、疑心暗鬼でした。
ただ、見学、適性検査を終えてみると、特に問題はなくしっかりした普通の学生でした。
たしかに、衛生士学校によっては、年末までに就職先を決めるようにと、学生に進言しているところもあるようですが、学生自身として、「年末にゆっくり考えて決めたい」「国家試験に集中したい」など、多様な考えの中で就職活動時期が後ろ倒しになるケースが一定数あります。統計的に年々、その傾向が強くなっているかもしれません。
そのため、年末に応募が来なかったからと言って、諦めて募集を取り下げるのは、非常に勿体ない行為になりますので、可能性がゼロではない限りは、最後まで諦めずに応募を信じて待つことをおすすめします。
ただ、何もしなければこういった滑り込みの応募は来ないことも注意が必要です。
インスタグラムの投稿、求人ページの公開、求人パンフレットの配布、採用ガイダンスの参加など、採用に向けた取組みを日々、しっかりと行っているかが、最終的な応募の決め手になります。
インスタグラムの投稿で医院の明るい雰囲気を発信し、求人ページのコンテンツを強化することで職場の働く魅力をアピールし、求人パンフレットで福利厚生、就業条件等の透明性を示す、合同の採用ガイダンスに入念な準備を行い参加して、医院の認知度を高める、といったことを、徹底して行っているからこそ、学生から選んでもらえる医院となりえます。
何事も諦めたらそこで試合終了です。
採用に必殺技はありません。全方位で採用活動を行い、どこかのタイミングで決まるものです。諦めずに、他の医院より徹底して最後までやり続けた医院が勝ち取れます。
みなさんの医院でも最後まで、諦めずに頑張っていきましょう。