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みなさん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの岡本です。
私は現在全国23件の医院さんに定期的にお伺いをしてスタッフさんと面談をしていますが、その中で、「院長先生に直接言いにくい」と相談を受ける頻度の高い事象を紹介していきたいと思います。
①言っていることが変わる、覚えてない
②何を目指しているのかわからない
③技術力が低い
(④~⑦は次回に)
「これ全部、俺じゃないかーーー!!!」と身に覚えのある先生は、自覚があるだけもしかするとまだ良いのかもしれません。
それぞれを見ていきましょう。
①言っていることが変わる、覚えてない
これは本当に多いですね。昨日「こういう時は〇〇をやろう」と決めた事をやっていたら、「なんでそんなことしてるの」と怒られた、のようなケースですね。
ほぼ100%院長先生は「そんなこと言ってない!言うはずがない!」と否定しますが、こういう事象が起きた際に、ほぼ100%院長先生は言っています。
忘れないようにしましょう、というのは無理なので、こういう事象が発生した際には、自分が言ったのかもしれない、という前提に立って、改めてどういう対応が望ましいのかを考えてみましょう。そして、決定した事項は、院内の共有ツールやホワイトボードなどで周知しましょう。
②何を目指しているのかわからない
院長先生はいろいろ要求してくるけど、どこに向かってるんですか?のようなケースです。患者さん第一!と言っているのに、患者さんに怒ったり、遅刻は絶対しないで!というのに、いつも予定外の診療をはじめて30分治療が押すなんてザラ、、など。
多くの場合、これらの事象があったとしても、医院としての目指す方向性を院長がしっかりとプレゼンしており、浸透していれば、こういった相談が面談で出る事は少ないように思います。
プレゼンをしていても、曖昧だったり、スタッフに何をしてほしいのか、何を頑張ってほしいのかが明確になっておらず、スタッフは「結局何を求められているのかわからない」とういう事もあります。
新年度も始まり新卒や新しいスタッフが入ってきたこのタイミングで改めて、先生がどのような医院を目指していて、今年は何に注力していきたいのか。そのために、みんなにどのような事を求めているのか、をしっかりと伝えましょう。そして、その行動ができていればしっかりと褒める、承認する、できていなければ軌道修正するためにコミュニケーションをとりましょう。
③技術力が低い
これも難しい問題ですが、あまり技術系の勉強会に出ていない先生は、スタッフはかなり院長の治療内容を見ている、という事を意識された方が良いかもしれません。
「ちょっと開けてちょっといじってるだけで、いつまでも根治が終わらないし、終わるわけがない」とかむし歯チェックで見逃した、とか、自費の精度が低い、などなど。「お前らに何が分かるんだ!!」と思われるかもしれませんが、こういうところを見られているという事実があります。
言われてみれば最近、技術系には参加してなかったな~という先生は、ぜひ技術を高めるための勉強会にも参加し、そこで学んだ事をスタッフにシェアする機会を設ける事をおススメします。
次回に続きます。