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皆様、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの山本峻士と申します。
本日は、
歯科医院の採用において「学歴」で判断する必要はあるのか
というテーマでお伝えしていきたいと思います。
弊社代表の岩渕もよくセミナーでお伝えしておりますが、
「採用がダメな組織は、組織自体がダメになる」
ということは、経営において非常に重要なポイントです。
採用の段階で、簡単な面接だけで、雰囲気や過去の経歴だけで、
安易に判断することはとても危険です。
採用面接において、医院側は人材がほしいという根底の気持ちがあるため、
ついつい「良い部分だけ」見えがちになります。
「なんだか真面目そうだしな」
「歯科医院での職務経験もあるからとりあえず一通りはできるだろう」
「まぁとりあえず問題なさそうだな」
というように、漠然とした判断で採用している院長が、
あまりにも多すぎる印象を受けます。
昨今では新型コロナウイルスの影響もあり、
逆に他業界から医療業界に人材が流入しておりますので、
応募自体はきやすい状況ではあるものの、
基準が高すぎることも良くはありませんが、
それでも一定の基準を設けることがポイントです。
採用の基準においては非常に様々なポイントがあるので、
このブログですべてを記載するのは難しいため、
今回は「学歴」というテーマに絞ってお伝えしていきます。
◆学歴で採用は判断するべきか?
結論からいえば、採用において学歴は「必ず見た方が良い」です。
ただし、誤解をいないでいただきたいのは、
高卒だから採用しない
大卒だから採用する
という安易な回答ではありません。
そのような一括りにして判断するこは適切ではありません。
では、どのように判断するのか?
私自身が実際に採用に携わるときに重要視しているポイントをお伝えしていきます。
①成長する上で大切なことは「勉強好き」かどうか
私は様々なDA、受付スタッフと接してきて、
成長する最大のポイントは「勉強好きか否か」だと思います。
勉強というのは単に学校で教えるような勉強ではなく、
「今の自分に足りない知識や考え方を吸収しようとするかどうか」ということです。
その上で、本を読んだり、セミナーに参加することなどは必須だと思いますが、
そもそも勉強自体が先入観で嫌いなスタッフは、
いくら自分に課題があったとしても、本を読む、セミナーに行くなどを積極的にすることはありません。
高卒の方の多くは、やはり勉強そのものが嫌い、成長するという概念が低い方が多いので、
そこは見極める必要があります。
「本を読むか?」
「社会人としてどんなスキルを学んでいきたいと考えているのか」
「学生時代の得意科目は?(数学などと言ったらベスト)」
など、そもそも勉強というものに抵抗がないかどうかは把握する必要があります。
また仕事において重要なことは「考える力」だと思います。
医院の問題点に気づき、その問題点を解決する解決策を考える、などはどんなスタッフにも持っていてほしい能力ですよね。
こういった考える力があるかどうかも、
そもそも勉強をある程度してきたかどうかで判断する必要はあるかと思います。
そのため、管理栄養士や保育士などの資格を持っている方の方が、
勉強する習慣がついている方が多いので、そういった視点では学歴で判断する必要があります。
②ストレス耐性があるかどうか
では高卒だからといって全員採用しないか?と聞かれると既に社会経験がある方の中で、
「ストレス耐性」があるかどうかによって採用することももちろんあります。
ストレス耐性が低いとすぐに業務量が増えるだけにいっぱいいっぱいになってしまったり、
人間関係で悩みやすい人が多いです。
ですので、前職がかなりハードな職業、アパレルやホテル、営業、忙しい飲食店
などの場合は前向きに採用を検討します。
③何を求めるか、医院のレベルによって判断する
正直、目の前の受付業務、アシスタント業務をしてもらうだけであれば、
学歴などは気にする必要はありません。
ただし、医院のレベルも高く、プロジェクトチームやミーティングなどを積極的に行っている医院の場合、
一定の考える力が必要になりますので、
上記に記載しましたように、何かしらの資格を持っている方の方が、
考える力を一定数持っているかと思います。
以上のように、学歴ですべて判断するわけではないですが、
一つの指標として判断するべきかと思います。