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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。
日々、歯科医院さんにお伺いをして医院の活性化や課題への対応をしています。
また最近、弊社へのコンサルティング依頼が大変に多くなっています。
その中でも医業収入の大きな医院様からのご依頼が顕著に増えています。
10億を目指したいとのコンサルティング依頼や既に10億を超えている医院様から20億を超えるためのコンサルティング依頼などが大変に多くなっています。
私のお伺い先の医院様でも10億を超える法人様が非常に多くなっています。
いつもお伝えをしていることですが、歯科治療は医療なので数字がすべてと言うことではありません。
一方、医院経営は経営なので、数字を抜きには適切な経営は出来ません。
医療としての治療の円滑化、効率化、技術向上が患者様の納得や満足に直結します。
それが数字に反映されます。
治療の内容、技術、患者様の満足度などの医院の状態は数字に現れます。
治療の内容を含む医院の状態が良いから業績も上昇し、それが結果として10億、20億へと医院が飛躍をしていくのです。
歯科医院における高生産性を実現するには診療体制のDX化と事務管理体制のDX化を進めていくことが必要になります。
DX化は必要なのですが、DX化とは業務をデジタル化、IT化することのみを指すのではなく、多面化・重層化するデータをより高次元で処理して経営戦略をより的確、より効率的に決断するための経営資源を質的に上げていくことで生産性向上を実現することなのです。
高生産性を実現するためのKPI(経営重要指標)はこのブログでもお知らせをしてきました。
・患者様の来院経過の管理分析
・カウンセリングの実施状況の分析
などの重要項目の詳細は
などの重要項目の詳細は今まで過去のブログで紹介をしてきた通りです。
では高生産性を実現している歯科医院は、この詳細な重要指標を記録、記帳、分析出来る事務スタッフをどのように教育しているのでしょうか。
分析を出来る経営幹部を事務局(経営組織)に配置出来れば良いのですが、最初は事務スタッフが各種データを記録することから始めていきます。
ただ数値の記録だけをするのであれば非常勤スタッフに任せていくことで良いのです。
常勤で事務スタッフを雇用するのであれば以下の資質を習得するキャリアプランを進言しています。
・歯科助手の経験をしている
→診療補助、治療の流れ、治療の説明、各処置に必要な処置時間etc
・カルテ入力の基本を把握している
→基本的処置の流れ、点数、保険の概要を把握している
・カウンセリングの内容を把握していく
→初診カウンセリング
→セカンドカウンセリング
→補綴カウンセリング
→全顎的カウンセリング
などカウンセリングにおける数値分析は大変に幅広く高レベルなものが必要なのでこのスキル習得は重要です
・アポの取り方を把握していく
→歯科医院の現状分析、状況分析、数値分析、患者様分析では患者様や来院状況に関する数値把握と分析が肝になりますので、当然この知識も必要になります。
まずはこれらのキャリアを積み重ねることで、圧倒的な高生産性歯科医院を実現していくのです。
まずは出来るところからのスタートを進めてみてはいかがでしょうか。