自費金額の値上げ方法

院内マーケティング

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こんにちは! 歯科医院地域一番実践会の五島です。

3月16日にマスク自由化(とはいえ医療機関受診時には着用が推奨ですが・・・)や5月に新型コロナが5類になるなど、少しずつ世の中が正常化に向かっている昨今です。移動する人たちもずいぶん増えてきました(外国からの旅行客もよく見かけます)。2年前に医業収入の目標を達成した歯科医院がようやく沖縄へ院内旅行に行こう、というような話もあります。

さて、世の中いい話ばかりではありません。「電気代が倍になって驚いた」みたいな話もクライアントの先生からお聞きすることがあります。相変わらず金属代は高いですし、また、ニュースで「インフレ手当」みたいな話を聞いてくるスタッフが「うちでもないんですか?」など無茶なこと言ってくるかもしれません。

なお、インフレ手当のことを聞かれたら、そんなに流行していないことは指摘してもいいと思います。

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もちろん手当をつけられたほうがいいですが、そのためには原資が必要です。経済状況としては厳しくなっています。環境が変わっているので歯科医院も変わっていきましょう。

まずすぐに見直せるのは自費の金額です。1~2年以上前に見直しを済ませた歯科医院も多いと思いますが、まだのところも意外と多く、驚いています。自費がそれほど出ていない医院のほうが動きは遅いです。

3年以上見直していないなら、いま見直すべきです。特に金属を使っているものは数万円単位で値上げしても問題ないでしょう。金属代だけでなく人件費高騰で技工代も上がっているからです。逆にオールセラミック系統はそれほど値上げしなくてもいいかなと思います。

金額の基準としては、原価(材料代・技工費)の4~5倍です。価格見直し後はオールセラミック(いろんな種類があると思いますが)とメタルボンドの価格がほぼ同じかメタルボンドのほうが高くなるかもしれません。おそらくゴールドクラウンが高くなってしまいそうですが、あまりひるむ必要はありません(自費が出ない医院のほうが値上げをしぶる傾向があるようです)。

新しい価格が決まったら患者さんに告知をしてください。2ヶ月~3ヶ月くらいを目安にして、「●月から価格が変わります。★月末日までに保険外診療を決めた方には旧価格で治療が可能です」などとご案内をするといいでしょう。短期的ではありますが、迷っている患者さんの背中を押すことができます。普段から自費治療の掲示物やディスプレイ(スライドショー)が流れている医院だとより効果的だと思います。

なお、患者さんへの説明・告知の効果的な方法は以下の書籍でアカデミックなアプローチが紹介されています。すべてを読む必要はありませんが、スタッフミーティングのいいネタになるかと思いますのでオススメです。

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