4月の新入社員が25名の歯科医院の定着、教育手法

スタッフ教育

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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。

日々、歯科医院さんにお伺いをして医院の活性化や課題への対応をしています。

また最近、弊社へのコンサルティング依頼が大変に多くなっています。

その中でも医業収入の大きな医院様からのご依頼が顕著に増えています。

10億を目指したいとのコンサルティング依頼や既に10億を超えている医院様から20億を超えるためのコンサルティング依頼などが大変に多くなっています。

私のお伺い先の医院様でも10億を超える法人様が非常に多くなっています。

いつもお話をさせて頂いている通り、数値が全てではありません。

また規模が大きければいいと言うことでもありません。

ただ患者様から信頼をされている医院は患者様人数も多くなり、またその受入を可能にするためには、そのような規模になっていくというのも事実です。

患者様からの評価は数値に出るということです。

このように患者様からの信頼を頂いている私のお伺いをしている医院では毎年4月には多くの新入社員が入社をしてきます。

この求人採用手法には定石となっているメソッドがありますが、今回は4月の新年度ということもあり新入社員25名の医院の初期教育の手法をご紹介します。

この医院はDr:3名、DH:11名、DA:4名、RT:1名、受付:3名、事務:3名という職種の新入社員が入社をしています。

4月1日から1週間は現場には入らず、近隣のセミナー会場で徹底的に仕事観、価値観を院長自ら教育をしています。

1週間、毎日院長が2時間の講義をスケジューリングしています。

この時間で医院の理念、価値観、仕事観、医院の求める医療従事者像、医院の基準を院長自ら伝えています。

入社1週間以降に各職種別の教育が始まります。

各職種教育も「やり方教育」だけではなく、座学も含めて医院理念に基づき「なぜそれをやるのか」「何のためにそれが必要なのか」など意味付けも教育担当者が徹底して伝えていきます。

患者様から信頼をされる医院、患者様からの期待以上に応え続ける歯科医院は患者様も多くなり、取り組みも多くなります。

一方、昨今の仕事環境は取り組みを少なくして、新人には負荷を軽くしていく傾向が強い状況です。

つまり入社した新人スタッフの友達は負荷の少ない仕事環境で高待遇となっているケースが多いのです。

その環境下で患者様の信頼を頂くための努力をすることが必要になるのです。

そのためには、取り組みをする意味をしっかりと伝達して行くことが必要となるのです。

この歯科医院は、昨年7月に3医院目の分院を開業したのですが、その際にこの院長から初期教育の徹底を始めたのです。

開業8ヶ月のこの分院は既に月間医業収入1800万円になっています。

そこで働いている新人スタッフは相応に忙しいと思います。またこの業績を達成するには半端ない取り組みが必要となります。

この医院では院長から、先輩からの初期教育を徹底しているので退職者はいません。

私は訪問時に、このスタッフ全員とも面談を実施していますがモチベーションは抜群です。

ぜひ、初期教育をこの新年度に実施してみてはいかがでしょうか。

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