問診票の活用について

業務効率化

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こんにちは。歯科医院地域一番実践会の吉村です。
今回は問診票の活用というテーマでお話ししていきます。

みなさま、問診票の内容は医院の目的に沿って最適化されておりますでしょうか?
最近では、カウンセリングルームの有無や活用はさておき、補綴物やメンテナンスの説明に力を入れてらっしゃる医院様が多いかと思います。
TCやドクターが、患者様の治療に対する考え方が予め分かっていると、コミューニケーションがより円滑になるだけでなく、診療効率も上がってきますよね。

そのために、問診票は非常に活用できる有効なツールですので、これを機に一度見直していただければと思います。

問診票のメリット

基本的にチェアタイムやカウンセリングルームでの時間を取らずに、医院が診療で重視している上で患者様に聴きたいことを予め確認しておくことができます。

例えば、
・家族での健診の促し → 家族構成の確認
・自費補綴の説明 → 治療で重視されることの確認(耐久性、再発リスクなど)
・医科歯科連携の強化 → 総医の対象疾患を網羅しておく
・歯周病治療 → 喫煙、SRPについての確認
・口腔機能管理 → 機能管理の説明と同意
などになります。

また、成人と小児で確認したいことが変わってきますので、小児用と成人用の問診票は分けたほうがいいでしょう。
今回の保険改訂でも口腔機能管理が入ってくるので、0~15歳、16~49歳、50歳~などと分けてもいいかもしれませんね。

問診票の内容変更による注意点

・クレーム対策用にスタッフへの共有
例えば問診票で拾った情報を元に総医を算定していく場合は、患者様の窓口負担が変わってきます。クレームが起きないように、問診票の情報をもとに総医の算定をしていくこと、総医の同意の取り方などを予めスタッフに共有しておいた方がいいでしょう。

・問診票の記入時間
医療機関なので診療上で必要な情報は聞いても問題ないかと思います。ただ、問診票のボリュームが多くなるほど記入に時間がかかってしまいます。初診の際は問診票の記入時間を考えて早めにご来院されるようにお伝えされているかと思いますが、ちょうどに来院される患者様もいらっしゃいます。その場合、問診票のボリュームが多いほどチェアタームが押していくので、どのくらいの記入時間がかかるかは予め想定しておいた方が無難です。
また、そのような対策としてweb問診票を取り入れていくのも一つですね。
https://www.consuldent.jp/consulting/monshin.html

まとめ

患者様のニーズを問診票から取りこぼさずに拾うだけでも、矯正相談やインプラント相談、全顎の自費補綴に繋げられるケースがあります。
これを機に、問診票の内容を見直してみてはいかがでしょうか。

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