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みなさん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの岡本です。
みなさんの医院でも、委員会活動やプロジェクトという名称で、様々な取り組みを行っているかと思いますが、弊社の中にもプロジェクト活動があります。
私は社員満足度アップという、社員の誕生日をお祝いしたり、毎月、みんなで共通体験を通してコミュニケーションを取るための企画を考えるプロジェクトを担当しているのですが、この毎月の企画を決めるのが何よりも難しい。
このプロジェクト自体、始動してから10年近くが経ち、社員数も当時の3倍以上になったことで、いろいろな意見があっても、「それはもうやったしなー」「そのお店は予約できないから難しいなー」「その人数入れるお店はないなー」などなど、過去の経験が阻害要因になってしまっているのです。
先日、ボーリングをやりたい、という意見に対して「あそこのボーリング場は予約できないし、金曜日の夜に4~5レーンをいきなり確保するのは賭けに等しいので難しい」と却下しようとした矢先に、最近入った社員が「ここのボーリング場は予約できますよ」と調べて、すぐに予約を取ってくれました。
このように、経験値が蓄積していくほど、新しい視点が少なくなってしまう。
先入観、偏見、バイアス、様々な名称がありますが、これは開業年数が経てば経つほど、歯科医院の経営に於いても邪魔をしてきます。
インビザを増やしたい、とか、リコールを増やしたい、とか、アポイントをもっと埋めたい、と院長先生が思っても、自分の中での解決策はどんどん少なくなっていきます。
スタッフの中には、もっとこうしたらいいのに、こうやったらアポイント埋まるんじゃないかな?のような意見を持っていても、
「まだ新人がこんなことに口出しして生意気だと思われるから言わない」
「的はずれな意見かもしれないしから言うのはやめておこう」
「言っても、どうせそんなの無理と否定されてしまうから言わないでおこう」
のように考えて、意見がでてこない事がほとんどです。
もしも、医院の課題を解消したいけど、打ち手を模索しているときには、ぜひミーティングの中で、3~4人一組になり、その課題についての打ち手を、話し合ってみましょう。
そして、「私達のグループではこんな意見がでました」と発表してもらうことで、思いもよらない改善策が出てくることも珍しくありません。
医院の課題は全員で意見出し、オススメします!