オリンピック選手に対する誹謗中傷とマネジメントの共通点

スタッフ教育

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皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

パリオリンピックが開催され、劇的なシーンも多く、選手たちの頑張りは本当に素晴らしいのですが、放送時間帯がネックになり、あまり見れておらず、その影響もあり、イマイチ盛り上がってないのではと心配です。

今回のパリオリンピックで、私の予想では、オリンピックの経済的な価値が以前より低下し、その影響で見逃し配信までできるようにすると放映権料が莫大になってしまうので、できなかったのではないかと思われる見逃し配信が次回のオリンピックから実現するのではないかと思います。

私が一番心配してることがあります。
それは・・・

男子日本代表バスケです。

昨年のバスケW杯が日本開催だったことも影響し、非常に盛り上がりました。
素晴らしい試合でした。
その影響もあり、今回ほど、男子バスケに対する期待が大きい大会はなかったのではないでしょうか?

私はバスケが大好きで、日本代表バスケももちろん、応援しています。
しかし、世界の現実はそんなに甘くありません。

今回のオリンピックには世界でたったの12ヶ国しか参加できないのです。
あのNBAのスーパースター ルカ・ドンチッチ擁するスロベニア(世界ランク11位)でさえ、出場できない大会なのです。

日本と同じグループの4ヶ国は以下のようになってます。
GroupB
日本 世界ランク26位
フランス 世界ランク9位
ドイツ 世界ランク3位
ブラジル 世界ランク12位

日本はダントツで他の3ヶ国に比べ、世界ランクが低いのです。
普通に考えれば、いくら渡邉雄太選手と八村塁選手がいたとしても、1勝も出来ない可能性が非常に高いです。

ブラジルに勝てたら、相当にスゴイことです。
日本代表チーム全体が相当にフロー状態に入らないと、1勝も出来ずに終わる可能性が90%ぐらいなのではないかと思います。

そういう現実を知らずに、八村選手や代表選手の誹謗中傷をする人が続出する可能性があるのが一番、心配なのです。
一円もお金を払わないで文句を言うのは止めてほしい。

八村選手は前回の東京オリンピックで旗手を務めたことも影響してか、多くの日本人から誹謗中傷に晒されたそうです。
そのせいで、八村選手は東京五輪後のNBAシーズンが始まって3ヶ月以上も、メンタル不調で試合に出れなかったと
言われています。

また、八村選手が日本代表で練習含めてプレーして良いのは28日とかなり制限されてるため、前回のW杯に出場してないこともあり、他のメンバーとの連動が上手く行ってないように感じます。なので、男子バスケが1勝も出来ずに終わったとしても、絶対に選手の誹謗中傷するのを止めてほしいのですが、必ず、やる人がいるんですよね。

日本代表の選手はほぼボランティアで私達のためにケガのリスクを負って試合に出てくれてるのです。
なんでもかんでもやってもらって当たり前だと思ってるので、文句ばかり言う人が増えるのだと思うのです。

もし、自分がボランティアに参加して、仕事ができなくなるような怪我をするかもしれなかったら、そんなボランティアに参加しますか?
それがNBA選手にとってのオリンピックに出場するということなのです。

そういうことを理解せずに、感謝するどころか、誹謗中傷するような人がいることが信じられません。
権利ばかりを主張して、義務を果たそうとも思わない人が増えてることが大きく影響してるのではないかと思います。

期待が大きいと、期待外れの時に不満が大きくなります。
マネジメントでも、同じようなことが起こります。

スタッフへの期待が過度に大きいと怒りが湧きます。
そのスタッフのこれまでの実績と実力を直視し、そのスタッフに支払ってる給与や手当を考慮して、適正な期待をするべきなのではないでしょうか?

過度な期待をして、期待外れの時に怒るのは、男子日本代表バスケが勝てなくてお金を全然払ってないのに誹謗中傷してるのとほとんど変わらないのではないでしょうか?

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