自由診療アップのボトルネックを考える

自費率とリコール率

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こんにちは!経営コンサルタントの山ノ内です。
ちょっと前にニュースや新聞でも話題になりましたが、「名目賃金」と「実質賃金」の差が開いてきて、購買力低下が心配されています。

 

出典:厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和6年度5月分結果確報https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2404r/dl/pdf2404r.pdf

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、簡単に「名目賃金」と「実質賃金」に触れると、

 

  • 名目賃金とは、

名目賃金は、労働の対価として直接支払われる賃金の金額を指します。言い換えれば、「従業員に支払われた金額そのもの」が名目賃金です。

 

  • 実質賃金とは、

一方、実質賃金とは、物価の変動を考慮した賃金のことを意味します。具体的には、「名目賃金指数を消費者物価指数で割った値」で算出されます。

 

現在、日本の統計調査においても名目賃金は上がっているけど、それ以上に物価上昇(インフレ)し、実質賃金が下がっている状態です。歯科医院経営で言えば、医業収入は上がっているけど、経費がそれ以上に上がって利益が少なくなっている状態ですね。

 

そうなってくると、モノやサービスの消費に影響するのではないかと心配されるわけです。

 

今(2024年8月頃)は物価上昇の一因だった円安は日米の金利差の影響(偉い人たちの発言含めて)も受けてか、少しずつ緩和されつつありますが、だからと言ってモノやサービスが値下げするわけでもないですよね。当たり前ですが。

 

このような業界外の動向は業界内にも少しずつ影響している肌感覚があります。

 

ただ、

このような(外部)環境だからと言って「業績が下がっても仕方ない」で終わってしまっては何も解決しないですよね。

 

前置きが長くなりましたが、だから何をしたら良いかというと、

お金がかからず、システムを変えるだけで成果になること、

それは、「ボトルネック」を解消したら良いと考えます

 

以前にも少し触れましたが、

【自由診療アップ = ゴール 】として考えた時

そのゴールを律速するもの、言い換えると、止めるとまでは言わないがスピードを緩めてしまうもの(いわゆる、ボトルネック)を明確にして、そこに対策を講じることがとても大事だと考えています。

 

ボトルネックの要因になりやすい

WEB予約や通常の予約の取り方

これらを少し変更するだけも変わります

 

・本当に来て欲しい主訴の患者さんの初診予約は優遇されているか?

・付加価値の高い患者さんの治療回転率は最大に高められているか?

 

患者さんお一人おひとりに最大限の治療を行うことは、ぜひ、そのまま継続しながら、仕組みを変えて、医院のコンセプトに合う患者さんにより来院してもらい、より満足してもらうように取り組んで頂けると、Win-Winの関係が築けるのではないでしょうか。

 

医院の仕組みを改めて考える一つのきっかけになれば幸いです!

今年も残り4ヶ月ですね!頑張っていきましょう!

投稿者プロフィール

山ノ内 友哉
山ノ内 友哉
管理栄養士過程の大学を卒業。男性では少ない管理栄養士の資格を取得し、栄養学と関連の深い大手食品会社系列の製薬品会社に営業職として入社する。
前職の在籍期間は約8年間、700床以上の基幹病院にて医師・コメディカルを巻き込んだ 疾患教室の立ち上げ支援で医療従事者間の信頼関係構築の基礎を習得。その後、東京都内の私立大学病院を担当。そこで、自社製品の「現状」と「あるべき姿」を明確化し、そのギャップを埋める活動を週間単位で落とし、新製品で約95%のシェアを確立する。課題解決の原則を実践し、自らに落とし込む。その評価を受け、最も影響力のある東京大学医学部附属病院を担当。
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