スタッフをただ褒めるだけでは意味がない!?重要な褒めポイントとは?

スタッフ教育

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皆さん、こんにちは!

歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの平社雄一です。

 

11月になり、つい先日まで連日猛暑でしたが一気に寒くなってまいりました。

そうこうしていると12月になり、あっという間に1年が終わり、そしてまた春が到来します。

 

私のクライアントでは今年の4月に多くの新人さん(新卒・既卒)が入り、11月にもなると新卒スタッフさんでも完全に独り立ちし、医院にとって貴重な戦力になっています。

着実に成長し続けているので、医院の各種取組みが進み、個人も医院も大きく成長を遂げています。

 

今年、皆さんの医院に入社された新人さんはいかがでしょうか?

 

全方位で採用活動を行い、高い採用フィーを払い、ようやくの思いで採用できたスタッフさんは成長できていますでしょうか?

 

よくこんな声も聞きます。

「指導をしても、聞いているのか聞いていないのか分からない」

「メモを取らない」

「同じミスを何度も繰り替えす」

 

他にも新人スタッフへの教育に関して多くのご相談をいただきます。

 

教育に関する様々な課題を解決するには、

 

✓カリキュラム作成・更新

✓マニュアル作成・更新

✓面談

等々、各医院の課題にあったところを一つ一つ解消していくことが重要ですが、今回は本ブログのタイトルの通り、「重要な褒めポイント」について書いていきます。

 

スタッフを褒めるだけでは意味がない!?

「スタッフは褒めて伸ばそう」と意識されている方も多いのではないでしょうか?

これまであまり褒めることをしなかった院長先生でも、時代の流れとともに意識してスタッフとの接し方を変え、何かある度に褒めて褒めて褒めまくる。これを徹底している先生も多くいらっしゃると思います。

 

ただ、褒めるだけでは意味がないし、むしろただ褒めるだけでは成長を止めていることだってあるのです。

 

どんなスタッフに成長してもらいたいか?

そもそも何のために褒めるのか?が重要なのです。

答えはスタッフに成長してもらいたいから褒めるのです。

 

では、どんなスタッフになってもらいたいか?

「自分で考えて行動出来るスタッフ」になってくれたら良いですよね?

 

この様に、なってもらいたい像を明確にして、褒めることが重要なのです。

ただ単に褒めるのと、この将来像をイメージしながら褒めるのとでは褒める内容が変わってきます。

 

例えば、

初めて補綴カウンセリングをしたスタッフが、たまたま自費を決められたとします。

その際に「素晴らしい!さすが!!」と褒めるのが典型的にNGなパターンです。

え!?良いじゃん!なにが駄目なの?と思うかもしれません。

 

実際これでもスタッフ当人は、その時は喜びモチベーションは上がると思います。

 

ただし、これが繰り返されると補綴カウンセリングで自費を決めることが正解で、自費を決めることだけに価値があると感じてしまうようになるのです。

勿論、自費が決まるにこしたことはないのですが、自費を決めるという成果が出ない時はどうでしょうか?なんて声をかけるでしょうか?

 

「自費は決まらなかったけど、準備は頑張ったもんね!」と言われても

「なんだか慰められてるな、、、」と思われてしまいます。

 

恐いのは、次のカウンセリングからなんとか自費を決めようとして、患者さんに自費を押し売りしてしまうことです。その結果、口コミに「この医院は自費を押し売りしてくる」なんてことを書かれてしまうのです。

結果ではなくプロセスに焦点を当てる

だからこそ、最初から結果を褒めるのではなく(勿論結果も褒めるのですが)、プロセスを重視して褒めることが重要なのです

「初診・セカンドカウンセリングの段階で患者さんの想いをきちんとヒアリングできていたからこそ、良い提案に繋がったね!」

とか、

(自費にならなかった場合)「情報提供の質が上がっているので、治療や予防の重要性を理解してくれているね!」

というように、結果ではなくプロセスに焦点を当てて褒めることが重要なのです。

 

ただ、普段からスタッフさんと接していないと、スタッフさんを気にしていないとプロセスを褒めることは難しいです。

だからこそ普段の何気ない会話や、定期的に面談を設定する、チーフや幹部からスタッフの状況を吸い上げることが重要なのです。

 

そして、結果ではなくプロセスに焦点を当てて褒める。

 

上記を意識的に繰り返し、スタッフを育て、スタッフのパーフォーマンスを最大限引き出す。

これからの時期、賞与を支給する際や年末の振り返り時に実践してみてはいかがでしょうか?

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