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みなさん、こんにちは！
地域一番実践会WEBコンサルタントの茶川です。
本日は、今後迎えるであろうAI時代におけるSEOについて解説をしています。
この文章を読んでいる方の中には、『SEOはオワコン』と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
ですが、はっきり言っておくとこれは間違いです。
むしろ、SEOはより重要に、そしてより難易度が高い時代が来ているという事を予告しておきます。
その理由と詳細について知りたい方は、ぜひ本文を最後までお読みください。
なお、今回はChat GPTのような自然言語処理AIモデルを対象に話をしていくため、画像生成や音楽生成などの分野については対象外となります。
Google検索とChat GPTの違い
まずは本題に入る前に、Google検索とChat GPTの違いについてについて考えてみましょう。
この点について、Chat GPTについて質問してみました。
すると、以下のような回答を得られました。
まとめと、Google検索は情報の鮮度や網羅性に強みがある一方で、Chat GPTは整理された情報を直接回答し、さらに想像的な用途にも使える、といった点が強みになります。
そして、この「情報の整理」と「直接回答」こそが、タイパが重視される現代においては非常に重要な要素であり、そしてだからこそ、現在の世の中に急速に普及していっている要因になっていると考えられます。
そんな中、先日Chat GPTより、「Search GPT」という新しいサービスがリリースされました。
これは、いわば先述したGoogle検索とChat GPTのいいとこ取りといった機能で、「情報の整理」と「直接回答」の強みを活かしたまま、最新情報の提供と情報源の明示を行う、といったサービスになっています。
GoogleのGeminiや、MicrosoftのCopilotもこうした機能になっている事から、現段階での自然言語処理AIの方向性としては、こうした『いいとこ取り』が一つのスタンダードになると考えられます。
SEOはどのように変わる？
さて、ここからが本題です。
この傾向を受けて、今後SEOがどのように変わっていくかについてですが、検索順位は少なくとも5位以内には入らないと話にならない時代が来る、という点が断言できます。
これには２つの要因があります。
まず１つ目については、AIツールで情報を調べた時、AIが検索結果を要約して情報を提示してくれるわけなのですが、この時に合わせて参考にしたサイトを表示してくれます。
例として、GoogleのGeminiで「インプラント治療とは」と検索をしてみたところ、画面右に参照したサイトの一覧が表示されていますが、表示されるサイトは３サイトのみとなっています。
これはつまり、現状であれば、１ページ目に表示される10位以内に入っていれば、まだ勝負ができる世界だったのが、今後は最低でも5位、できれば3位以内に入っていなければ、まともに勝負ができない世界になりつつある、という事です。
これが、冒頭で述べた「SEOはより重要に、より難易度が高い時代が来る」とお伝えした要因の１つ目です。
そして２つ目の要因が、Googleの対策だけをしてれば良い時代が終わる、という事です。
先述したSearch GPTについては、まだリリースして時間が無い事で情報が足りず、どういったサイトが上位に表示されるかよくわかっていません。
そのため、Googleでは上手くいっているのに、Serch GPTでは全然ヒットしない、といった自体も起こり得るわけです。
また、今後のアップデートでその仕組みもどんどん変わって来る事も予想されるため、はっきり言って現段階では打ち手がありません。
日本では、Yahoo！Japanの検索アルゴリズムがGoogleとなった事と、他に対抗できる検索ツールも無かった事から、長年『SEO＝Google自然検索の最適化』となっていました。
そのためSEO対策も非常にやり易い時代が長く続いていましたが、こうした平和な時代は間もなく終焉を迎えると考えられます。
そして、インターネット黎明期の時のように、さまざまな試行錯誤を行なって上位表示を目指す姿勢が求められているのです。
Google一強時代は間違いなく終わる
世界的に見ても、「インターネットで情報を調べる」という行為において、Googleは長年一強状態でした。
インターネット黎明期においては、様々なサービスが乱立した時期もありましたが、やがてそれも終わり、2000年台に入ってからはほぼGoogle一強となりました。
SNSが広く普及した、2010年代あたりから少し様相は変わってきたきたものの、Youtubeを傘下に納めたり、Googleマイビジネスのサービスを発展させるなどして、この分野でも強い影響力を発揮します。
しかしAIの時代になれば、こうしたGoogle一強の時代は間違いなく終焉すると考えられています。
今までコンテンツ力とその規模で優位性を誇っていた分野が、単純に技術力の勝負となる時代に突入したからです。
そのため、今までの『Googleに最適化したSEO』は、今後通用しなくなっていく事は間違いありません。
ですが、こうしたAIサービスもまた、我々が作成したホームページを情報のベースとするサービスである以上、『良いホームページを作成する』事が引き続き重要になります(その「良い」の定義が何なのか、というのが問題ではありますが)。
なので、デザインや文章、写真などをブラッシュアップしていくという基本を続け、再び迎える黎明期に備えていきましょう。
本日は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
