Instagramを導入している医院が陥りやすい問題とは

歯科医院経営ブログ

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皆さん、こんにちは!

歯科医院地域一番実践会の井ノ上です。

近年、歯科医院においてもインスタグラムを始めとするSNSの活用は当たり前になってきています。私の担当するクライアントでも導入していない医院はないほど、インスタグラムは歯科医院のマーケティングツールとして必須になっています。

ただ、残念なことに目的もなく何となく運用している医院も多い印象を受けます。時流だからと、「他の医院もやっているから」、「とりあえず投稿してみよう」と、インスタグラムをやること自体が目的になっていないでしょうか?

また、運用して数年が経っている場合、ルーティンワークになっていたり、インスタの投稿が義務化されていたり、投稿担当が引き継がれているけど、何を目的にやるかまでは引き継がれないまま、惰性でやってしまっていないでしょうか?

インスタグラムを導入する目的

みなさんの医院でのインスタグラムを活用する目的は、「集患目的」もしくは「採用目的」のどちらでしょう。「集患目的」か「採用目的」によって、投稿する写真や内容は大きく異なってきます。

数年前、歯科業界でインスタグラムの活用が広がり始めた当初は、「集患目的」というより、「採用目的」が圧倒的に多かったように思います。

実際に、私のクライアントでも主に採用を目的としたインスタグラムでの写真の投稿を勧めていましたし、その効果も間違いなくありました。

入社したスタッフに医院を選んだ動機を聞くと、「インスタグラムを見て、スタッフの雰囲気が良さそうだったから」「インスタでスタッフ同士の仲が良さそうだったから」とホームページの情報に加えて、インスタグラムから得られる情報を元に採用の判断をしている傾向を強く感じました。

このように多くの医院では、「採用目的」で医院の雰囲気や院長先生、働くスタッフの紹介など、求職者を対象に内容を考えて投稿を行い、医院の認知度、潜在的な魅力を高めて、結果を出していました。

インスタグラムは当たり前の時代

もちろん、今でも採用のためのインスタグラムは一定の効果が期待できます。ただ、最近は、もはやインスタグラムをやっていて当たり前になりつつあります。今までは、やっていない医院が存在したために、やっている医院が優位性を活かして採用活動を進めることができていました。今は、ほとんどの医院がインスタグラムをやっているため、やっているだけでは、優位性を確立することができない状態になっています。

むしろ、後発の歯科医院の方がしっかりと戦略を練った上でインスタグラムの活用をしている印象すらあります。すでに導入している医院は、インスタグラムの運用をアップデートしておらず、形骸化しているリスクがあります。

では、この数年で何が変わったのか?今の時代、インスタグラムの運用で気をつけないといけないことは?

インスタグラムの運用で気をつける点

いくつかある中で、今回は以下に絞ってご紹介します。

・目的に合わせて複数アカウントで運用

・画像だけでなく、リールでの動画投稿

・目的に沿わない不要な投稿はしない(削除する)

・広告の活用

目的に合わせて複数アカウントで運用

1つのアカウントですべての投稿をしている医院が多いのではないでしょうか。

投稿する対象や内容は多様化しています。目的に合わせて、目的に沿った内容をアカウント毎に投稿する方が一貫性が保たれるので、見る側にとっても閲覧性が高まります。

画像だけでなく、リールでの動画投稿

今はTikTokやYouTubeショートのようなショート動画が主流になっています。画像だけで得られる情報より、情報量が多く、エンタメ要素が高いので視聴者にとって好まれる傾向にあります。特に新卒の採用を目指している医院などは、若い世代に向けた動画投稿は必須かと思います。

目的に沿わない不要な投稿はしない(削除する)

これは複数アカウントの運用と絡む話にはなりますが、週に1回など投稿することが義務になっている医院では陥りやすい問題です。投稿することが目的になって、どういでもいい投稿で溢れてしまっています。不要な投稿(情報)は「ノイズ」でしかないので、投稿しない、過去の関係ない投稿も削除した方がいいかもしれません。

インスタグラムでは投稿の「数」やフォロワーの「数」よりも内容の「質」を高める、フォロワーの「質」を高める意識を持ちましょう。

業者からフォローされても何の意味もありません。

医院への来院を考えている見込みの患者様やすでに来院している患者様、また、応募を考えている採用候補者など、医院にとってプラスになる「質」の高いフォロワーを集めるための投稿を目指します。

広告の活用

一昔前まで、広告といえばGoogleのリスティング広告やYahoo広告が主流でしたが、SNS、YouTubeやインスタグラムの広告も広がりをみせています。

歯科医院でもリスティング広告に加えて、インスタグラム広告に費用を投じるケースが増えています。リスティング広告の効果を見極めた上で、広告費用の比重を調整すると良いかと思います。

リスティング広告の効果もここ数年で薄まっているように感じます。これも世の中の情報伝達のプラットフォームがテキストベースから画像や動画ベースに移っているからではないでしょうか。

このように歯科医院におけるインスタグラムの運用は、次のステージに上がっていると言えます。今までと同じように運用をしていたら、集患も上手くいかない、採用も上手くいかなくなる可能性があります。

最後に

常日頃から新たな情報収集を行い、投稿内容や投稿方法など、運用のアップデートをしないといけません。この記事をご覧頂いたことで、インスタグラムの運用に関して、見直すきっかけになっていただければ幸いです。

本記事に合わせてInstagramaに関する参考記事がありますので、ぜひご覧ください。

歯科医院のInstagram活用ガイド2025:アカウント運用を次のレベルへ引き上げる方法

 

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