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皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。
ある私の担当しているクライアントでこれから面白い取り組みをする予定です。
多分、良い結果になると思います。
まだ、結果が出てないので詳細は言えないですが、結果が出ましたら、クライアント様限定のシークレットセミナーでまたご報告させていただきます。
とにかく、人手不足がスゴイです。
今回、詳細までは申し上げられませんが、この新しい取り組みをしていくクライアント様でも、どんどんスタッフが抜けてしまい、人手が急速に不足しており、患者さんはいるのにアポが入れられない状況になっております。
土曜日なんかまだ4月なのに、次回のアポが来年!!
もちろん、打開策は講じていました。
しかし、なかなか、成果が出ずに患者さんはいるのにスタッフがいないのでアポをガンガン切ってしまっていて、土曜日だけでなく平日もアポを締めてる時間帯がかなりあります。
そこで、新たな取組にチャレンジしていくのですが、良い結果が出てほしいなー
どうなるかな?
ということで、今回はこれまでの歯科医院の当たり前はこれから継続が難しくなるということについてお伝えしたいと思います。
これまで、歯科医院は若い常勤スタッフを採用して、その子達が5年前後で結婚・妊娠・出産で辞めてしまって、また新しい若い子を常勤で採用するということを繰り返してきました。
そして、それが継続可能な状態でした。
今回のクライアント様でも、これを長い間、続けることで発展してきました。
しかし、それを継続していくことがもう現実的に難しいんじゃないかというのが私の結論です。
もちろん、これまでのこのサイクルを続けられる医院、採用力や院長の魅力、マネジメント力、人口動態的に継続できる医院は継続するのが良いと思います。
しかし、このサイクルはいづれ、95%以上の医院は続けるのがどこかの段階で難しくなると思います。
じゃあ、どうしたらいいのか?
それは・・・
これまで勤めてくれていたスタッフが結婚・妊娠・出産した後も時短勤務やパートで戻ってきてくれる医院を作る
これがこれからの歯科医院づくりの大きなポイントになると思います。
若い常勤スタッフよりも結婚後や出産後の時短勤務やパートのスタッフがメインの戦力になる
それがこれからの95%の歯科医院が辿る形になると思うのです。
もう、遅いか早いかの問題だと思います。
それぐらい、人手不足が深刻化しています。
なので、若い常勤スタッフにとっての働きやすさも大切ですが、結婚・出産後の時短勤務のスタッフにとって働きやすい歯科医院づくりがかなり大事になってくると思います。
詳しいことは結果が出てからクライアント様限定のシークレットセミナーでお伝えしますが、まずは、帰る時間ですね。
これは常勤スタッフにとってももちろん、大事ですが、帰る時間を早めることはより重要になります。
帰る時間が早ければ、より長い時間勤務が可能になりますし、お子さんが中学に上がったらフルの常勤としても勤務可能になる可能性が高いです。
そして、フルの常勤として数年後には勤務できるという道が見えていれば、より時短勤務のスタッフさんも頑張ってくれます。
社会保険に加入したいという時短勤務のスタッフさんもいます。
今は普通の歯科医院であれば、週の労働時間が30時間に到達していれば加入対象となります。
時短勤務のスタッフさんにとっては帰る時間が早いことが重要なので、診療開始の時間が早くなることは抵抗が少ないことが多いです。なので、終わりの時間を早めても診療の枠数を減らさないためにも、朝の開始を早くするのは有効です。
更に、昼の休憩時間を2時間とか1時間半とかにしていると、拘束時間が長くなってしまいます。
働ける時間も短くなってしまいますし、帰る時間も遅くなります。
労基法では、1日6時間勤務までは休憩を与える義務はありません。
ですので、実践会クライアントでも取り組みが進んでいるのは昼の休診自体をなくし、交代で休むようにすることです。
それだけで、マネジメント的にも、有効ですし、時短勤務のスタッフさんは休憩時間を取ることなく、6時間通しで働けるので、9:00出勤、15:00退勤にすることができます。
それで、時短勤務のスタッフさんがいてくれてる間に常勤スタッフが交代で休憩を取るようにする。
それだけで、枠の稼働率も上がります。
そうすると、業績も上がりやすくなります。
もちろん、時短勤務のスタッフさんが多いと、15:00以降の枠を閉じないといけないケースは増えます。
しかし、スタッフが全然、いないからという理由で多くの枠を閉じるよりは稼働率が高まる可能性が高いです。
もちろん、全員がフルの常勤で構成できれば、そのような問題はないです。
しかし、それが維持できなくなるのは時間の問題だと思います。
妥協であることは確かです。
しかし、妥協せざるを得ないほど、これから人手不足は深刻化するのです。
先生の医院はどのような形態でこれから医院を運営していきますか?