歯科医院における管理栄養士の採用

歯科医院における管理栄養士の採用 労務・人事評価・採用

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みなさん、こんにちは、経営戦略研究所の横山光孝です。

每日、歯科医院様に行って院長と経営の課題について打ち合わせをしています。

最近特に多くなってきている課題は、歯科医師や歯科衛生士の採用の難しさだけでなく、歯科助手スタッフの採用の難しさです。

歯科助手の採用に留まらず、受付やトリートメントコーディネーターなどの求人に対する反応も弱くなっていると感じることがあるのではないでしょうか。

現在、経済環境の今後の見通しやオリンピック開催を視野に入れて人材の採用を積極的にしている企業が多くなってきていることも反応低下の原因のひとつと感じます。

実際に2017年5月30日に厚生労働省が発表した有効求人倍率は1.48倍となりバブル経済期の水準を43年ぶりに超えたことは各新聞で記事になった通りです。

また、ただでさえ高い有効求人倍率の中でもこの4月に求人数が最も多い業種は医療・福祉業で求人数の全体の約20%を占めているということも日本経済新聞に記載されています。

経済やオリンピックとは別に中長期的に医療・福祉の需要が増加してくることを意図して求人が増えている側面もあるようです。

短期的にも中長期的にも、業界的にも医療業界は人員が不足している状況のようです。

そんな中で最近、歯科医院で応募が非常に多くなっていたり、採用が増えているのが管理栄養士さんです。

私のお伺いをしている医院さんでも本当に多くの管理栄養士さんの応募があります。

医院が管理栄養士求人を謳っていなくても問い合わせや応募があるのが現状です。

特に予防歯科、有病者歯科などをやっている医院には問い合わせが顕著です。

ここ数年そのような傾向があり、実際に管理栄養士さんを採用した医院もいくつかあります。

この管理栄養士さんの採用には留意をしておくべきポイントがあります。

本来は管理栄養士を目指して勉強をして国家資格を取得しているのですから、管理栄養士の資格を活かしたい、知識を高めたいという意欲をもった人材なのです。

その人材には、その意欲が発揮出来るフィールドを作っていくことが大切です。

そうしないと、あっという間にモチベーションが落ちて退職になってしまいます。

当然、最初は診療補助や消毒滅菌、また受付業務もやることがあるかもしれません。

それを事前にしっかりと伝えておくことと、将来的な活躍のフィールドビジョンも示して行くことも重要です。

食育教室、食育や健康に関する講義、オペ1~2週間前からの食事指導カウンセリング、予防歯科と糖尿病の関係性を食事の面からも歯科医師の指導のもとアドバイスをするなどが必要になってきます。

モチベーションの高い人材には、モチベーションの芽が出る環境が必要です。

せっかく入社してくれた大切な人材です。大切に育てましょう。

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