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実践会ブログを御覧の皆さん、こんにち(ばん)は。
コンサルタントの染谷です。
前回、ナイキ創業者のフィル・ナイト氏の「Shoe Dog」について触れました。
意外と簡単な書評っぽいのが訪問先の先生に読みたくなりましたよ、とのプラスのフィードバックをいただきましたので、
しばらくこういうのもいいかなと思い、今日もそんな感じに。
力相応一番を考えたところ、歯科医院経営コンサルタントとしては、
読書量日本一を自負しておりますので、こういうのもいいかなと。
本日、紹介したいのは、あの「影響力の武器」のチャルディーニ氏の待望の新刊「PRE-SUASION」。
実に32年ぶりの単著になります。
簡単に影響力の武器をおさらいしてみると、説得の際に用いる特徴的な手法として、「返報性」「好意」「社会的証明」「権威」「希少性」「一貫性」の6つありますよ、というものでした。
ただ、32年ものあいだチャルディーニ氏は研究を止めていませんでした。そこで秘湯の事実に思い至るのです。
それは、「説得の達人が達人たるのは『下準備』があるからだ」と。
メッセージの受け手が、それに出会う前に受け入れたくなる、受け入れる気になるようにする行為が重要だと。
つまり、説得の達人、交渉人は出たとこ勝負ではなく、プリ・スエージョン(説得前)を巧妙に行っているということ。
ぜひ、詳細は本著を読んでいただきたいのですが、
まだ出会っていない情報と連想で結びついた概念に、事前に注意を向けさせることが重要なのです。
歯科医院においては、まず頭に浮かぶのはやはり自費。
「品質で勝負したい」という先生は、患者様にも説明前に「価格より品質」という意識を抱かせるにはどうしたらよいか。
ということを考えなければいけません。
他にはスタッフさんが院内で院長先生に自分の提案を聞いてもらい、受け入れてもらうためには、どのように下準備すればいいのか。
などなど。
ぜひ本著をもとにいろいろと考えてみてください。
そして、本著では、プレ・スエージョンのみではなく、なんと「影響力の第7の武器」が明かされているんです。
その武器とは「まとまり」です。
要は「一緒に〇〇している」という思いを相手に抱かせることがポイントだと。
これもずっと岩渕が伝えていることですよね。
TCは患者様の未来を「一緒に」考えてあげる。
患者様に伝える業務に携わっている方(歯科医院だと全職種ですね)には、ぜひ読んでほしいと思います。
そして、患者様と医院の懸け橋となるTCの育成は
ぜひ、「歯科医院スーパーTC育成塾」を。
2月スタートなので、お申し込みはお早めに!!すでに多くのお申し込みをいただいており、
昨年のスピードを超える申し込みを頂いていると聞いています。
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また、今年は「スーパーTCアドバンス 全顎編」も新たに開催されますので、乞うご期待!
では。