経営を学ぶ重要性

歯科医院経営ブログ

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みなさん、こんにちは!
歯科医院地域一案実践会の萩原です。
最近経営相談をよく受けるようになりましたが、歯科医院は言うまでもなく競争が加速していっています。
最近では医院買収の案件も多く聞くようになってきています。
ただ他の医院との差別化をするだけではなく、医院としての成長戦略をとることが必要になってきています。
毎年約1500~1600軒の歯科医院が開業していますが、同数程度の歯科医院が廃業しています。
廃業の理由としては…
「後継者がいない…」
「開業してみたが全く伸びず、家族のことを考えて代診に戻った…」
「新規参入してきた歯科医院にやられてしまった…」
など様々です。
ただしそのような意見をお伺いしていても自分の考え方やビジョンについての戦略が立てられていなかったのでは無いかと思います。

経営を学んでいるかどうか

歯科医院を開業するにあたって「経営」を学んで開業をする人はほとんどいないという実情があります。
通常の会社起業ではまず考えにくいことですが、歯科医師においては技術だけをたくさん勉強して開業することが多々あります。
経営を独立してから学ぼうとするとそれは相当難しいです。特に新規立ち上げにおいてはただでさえ立ち上げで精一杯なのに並行して経営を学ぶ時間はありません。
開業前にいかに準備をするかどうかというのが重要です。
技術だけを勉強している方の傾向としては、
・ちょっとしたミスも許さない
・雰囲気が良い悪いで仕事をしない
・感じをよく話すなどのコミュニケーションより技術
・良い治療をしていれば患者様がついてくると考えている
歯科医院経営において重要なのはいかにスタッフと協力をして仕事をするかどうかです。技術だけを追い求めている先生はなかなかうまくいかないことがあります。
院長先生は治療をしながら、カウンセリング・受付・会計・アポイントとり・滅菌などを同時にすることはできません。
スタッフの力がなくては仕事はできないのです。
歯科医院における大半のスタッフは20代~30代女性です。
そもそも女性スタッフとのコミュニケーションが苦手、話ができない方は歯科医院経営をするのはおすすめできません。
チームを作っていくには女性スタッフを束ねるリーダーになる必要があるからです。もちろん一定水準まで到達したらチーフを構築して指示やサポートをしてもらいますが、それまでは一人で構築していく必要があります。
スタッフのマネジメントができないという場合には代診の先生としてご勤務されていたほうが先生自身も幸せです。
自分自身がどのような適性なのかを見極めて開業をするとよいです。

本質を見極める

最近私自身が不思議に感じることですが、成果を出したことのない人がさも成果が出ているように講演をしていることがあります。何をどう話をしているのでしょうか。
例えば自分自身が野球をしたことがないのにプロ野球選手に指導をしているということになります。
しかも、その内容は適当に取り集めたもの、もしくは自分の中で興味/関心がある(ただ実際にやったことはない、もしくはやっているのが数社のみで特殊)ものだけで話をしています。
弊社はもう20年近い過去のコンサルティング実績を元にアドバイスをしています。効果が安定して出るコンサルティング施策はもちろんのこと、他にも弊社で長年お付き合いしているクライアントでは「これを試してみましょう!」など新しい実践内容目標を掲げたり、チャレンジ的なアドバイスをすることがあります。
その試行錯誤を元に今のナレッジが確定しています。
これは面白そうだからやってみよう!と思ってもいきなり全員に周知したりせずに実践、分析をしてから公表をしていきます。
今の世の中はSNSなどで情報発信がしやすい状態なのでいろいろな情報に飛びつきやすくなってしまっています。
特に経営者を狙った情報発信は多数ありますが、その中でも実績を出ている手法、人の話を聞いた方がいいです。
経営を学んでいく中では「実践につながる」ことが重要です。
本質をしっかりと見極めていきましょう。
何を知りたくてその場にいるのかを考えてみてください。
なんとなく周りの人がいるから一緒に勉強会に行っていませんか?
100医院あったら100通りの改善の方法があります。
稀に弊社がナレッジ提供型のコンサルティングと思っている人もおりますが全く違います。その時の医院の状況を鑑みながらトレーニングメニューを構築していきます。
自分自身が何を学びたくて、その経営や技術の勉強会に参加をするのか、今一度ノートなどに書き込んでみてください。
今を良くするための勉強会であれば目標を設定して、その目標に対しての課題がなければただの時間つぶしになってしまいます。
「皆がやっているから!」ではなく「自分がやる必要がるから!」臨む姿勢を構築してください。
抽象的に感じるかもしれませんが、自分が何を持ってして経営をするのかを明確にしている方とされていない方では今後の展望は変わってきます。
思い描いた未来を着実に形にしていきましょう!

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