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みなさん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会WEBコンサルタントの茶川です!
いきなりですが、皆さんの医院では、HPやパンフレットなどを作成/修正する機会はあるでしょうか?
そしてこの際、医院内で適切な写真や画像が見つからなかったとしたら、いったいどうするでしょうか?
今回は、こうした時に非常に便利な、インターネット上のフリー素材について、利用上の注意点を紹介していこうと思います。
ここを軽視してしまうと、思わぬ経営リスクに繋がってしまう可能性もあるので、大丈夫と思っている医院さんも、今一度ご確認をお願いいたします。
その素材、使っても大丈夫?
いきなりですが、やってしまいがちなミスをまずは紹介します。
適当な写真が見つからなかった時に、インターネットで「歯医者 写真 無料」などのキーワードで検索をします。
そして、検索結果に表示された画像を、そのまま使ってしまうケースです。
実はこの場合、表示された写真は必ずしもフリー素材ではないケースがあります。
「え?『無料』って検索ワードに入れたじゃん!?」と思うかもしれませんが、GoogleやYahooの検索窓は、検索キーワードに類推するサイトやコンテンツも表示されます。
そのため、これらの写真については必ず大元のサイトに行き、使用にあたっての注意点を確認するようにしてください。
フリー素材 = 自由に使って良い?
次に多い間違いが、「フリー素材なのだから自由に使っても良い」という勘違いです。
実は、フリー素材であっても、利用にあたりルールを遵守する必要があるケースも多いです。
例えば、
- 無料で使えるが、加工や編集は禁止
- 無料で使えるが、どこかに著作者情報をクレジットする必要がある
- 無料で使えるが、写真の人物のイメージを損ねる利用方法は不可
といった具合です。
特に、人物系の素材にこうした縛りは多い傾向があります。
これらの内容は、素材サイト上の「利用規約」に必ず記載があるので、使う前に必ず確認をするようにしてください。
おわりに
先日、デジタル庁初代デジタル監の石倉洋子氏の管理するサイトが、画像販売サイトの写真を無断転載していたという出来事がありました。
この方は、デジタル庁のトップに選ばれた事からもわかるように、決してインターネットリテラシーに問題のある方ではありません。
にもかかわらず、ついうっかりやってしまった訳です。
このように、この手の問題はうっかりやってしまいがちである上、後から気づきにくいという特性もあります。
最初の段階で間違いを侵さないよう、しっかりと注意する事が肝要です。
なお、もし問題を起こしてしまった場合は、大抵の場合は注意されるだけで終わるケースが殆どです。
しかし、著作権侵害が認められた場合、罰金や懲役刑が言い渡される可能性もあります。
この機会に、ご自身のHPの著作権が問題ないか、今一度ご確認をお願いできればと思います。