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みなさん、こんにちは。
歯科医院地域一番実践会の吉村です。
今回は、内覧会の必要性とメリットについてお話しさせていただきます。
私は、前職が歯科医院の内覧会業者でしたので、新規開院・分院展開・リニューアル・1周年を問わず、北海道から沖縄まで全国で200軒以上の内覧会を担当させていただきました。
それこそ、イオンモールのような大型商業施設から和歌山県有田市のような田舎(私の地元)といった幅広い立地がございましたし、大型法人から地域密着型の歯科医院までありました。
(たまに、ゴールドジムや眼科、整骨院などもさせていただきました)
では、歯科医院の内覧会の必要性はどうなのでしょうか。
今でこそ内覧会をする歯科医院の割合は8割ほどになったと言われていますが、私が内覧会をし始めた5年前は半分ほどでした。
内覧会が当たり前になってはきたものの、内覧会を行わないという医院があれば、予算の都合上で業者に頼まずに自分たちで行うという医院もあります。
まず、様々な立地や規模の歯科医院で内覧会をさせていただいた私の結論として、内覧会は絶対にやったほうがいいです。
なぜなら、内覧会は患者様でない人に院内を見てもらえる最初にして最大のチャンスだからです。
CTもある、マイクロスコープもある、セレックもある、カウンセリングを重視するといっても、伝わるのは実際にかかっている患者さんだけです。実際の患者さんですら、その機械を使用する治療をしなければ知らないでしょう。
それに対して、まだ患者さんでない、これから患者さんになる可能性のある人たちに、先生のこだわりの詰まった医院のことを余すことなくアピールできるのは、内覧会だけなんです。
(リニューアルや1周年でも内覧会はできますが、もっとも来場が多くなるのは新規開院です)
また、内覧会には認知とアポイント以外にもたくさんのメリットがあります。
来場者やアポイントを取ってくださった患者さんから、地域の方がどういうお悩みを持っているのか、開院後はどういう患者さんが来られるのかというのを知ることができるのです。
それらを分析することで、内覧会を開院後のマーケティングに繋げることが可能です。
例えば、ファミリーがたくさん来場し、矯正の需要が高ければ、保育士を採用したりHPでファミリー向けの診療メニューを強化したりと様々なことができます。
「内覧会を内覧会だけで終わらせない」
という視点は、内覧会後の医院運営において非常に重要です。
さらに、大変な内覧会をみんなで乗り切ったというチームワーク、自分が案内した患者さんを自分が予約を取ったという責任感も生まれます。
マーケティングだけでなく、マネジメントにも貢献するのが内覧会なのです。
上記のことを考えたときに、絶対に欠かせないのが来場者とアポイントになります。
来場者が少なければ、認知もアポイントも減ってしまうためです。
内覧会業者ごとに、認知とアポイントのどちらに力を入れているというのは変わりますが、地域一番実践会の内覧会では来場者とアポイントの両方にアプローチしていきます。
内覧会経験の豊富な私が、内覧会を行う医院の立地を実際に見て、周辺の歯科医院、スーパー、ランドマーク等から立地分析し、その場所に適した事前広報を計画します。
内覧会当日は、アポイントに繋がるように、スタッフさんにどこでどのように話をしていただいてアポイントに繋げていくか、医院ごとの導線を考えます。
そして、来場者層・来場者の悩み・興味などを分析し、開院後のマーケティングに繋げていきます。
内覧会の効果を最大化し、内覧会を内覧会だけで終わらせないのが地域一番実践会の内覧会なのです。
先月行った埼玉の内覧会では、駅から徒歩15分の住宅街で視認性もあまり良くはなかったのですが、事前の広報戦略がハマって来場者数711名/アポイント167件を獲得することができました。
好スタートを切れる非常に良い結果となりましたしたが、その分開業後がバタバタするので、それに備えて先生と一緒にどのように準備をしていくか改めて考えていきます。
この記事を読まれている先生方はこれから新規開院、分院展開、リニューアルのいずれかになるかと思います。内覧会のみも承ることができますので、是非お気軽にご相談ください。