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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会コンサルタントの山下です。
本日は「新人教育は〇〇をして育てる」というテーマでお話をしたいと思いますが、
今回は特にミレニアル世代・Z世代と呼ばれるスタッフさんたちの教育にファーカスしてお話をしていきたいと思います。
院長先生や教育担当のスタッフが必ずと言っていいほど抱えるお悩み、
「最近の子が何考えているか理解できません」
「最近の子とどのように関わっていいかわかりません」
ではないでしょうか?
これは教育に携わる人達にとっての永遠のテーマであるようにも思います。
この悩みを少しでも軽減するには、
教える人たちの特徴、考えていることを理解するところから始める必要があります。
では世代に関わらず歯科医院の新人スタッフと呼ばれる方々が
入社して1年間の間で抱えるお悩みベスト1位は何だと思いますか?
(※ちなみにこのランキングは私がクライアントの新人スタッフさんからよく聞くお悩みで順位をつけています)
それは人間関係!
ではなく、
「自分自身、何ができるようになっているのか分からない」
「何が分からないか、分からない」
です。
1年目は完全に自分のことに焦点が当たっている子たちが多いので、
人間関係の悩みは2年目以降によく出てくるように感じます。
話を戻し、新人教育においてまず気をつけることは、
業務の棚卸しです。
これを必ず教育担当者ができれば2週間に1回カリキュラムを見ながら行うことが重要です。
そして、次に今回のタイトルになっているミレニアル世代・Z世代の教育についてです。
この世代を教育する上で大切なポイントは「フィードバック」です。
この世代の生育環境の大きな特徴の1つに、
物心つく頃には一人1台当たり前にようにスマートフォンを持ち、
そして、SNSと深く関わりながら育ってきているということです。
このSNSが当たり前にある環境で育ってきている人たちの傾向として、
自分の情報発信に対するフィードバックを瞬時に求めるという傾向があると言われています。
LINEの未読、既読機能、スタンプ機能
InstagramやTikTokに対するコメントやいいね。
これは仕事においても無意識に求めている傾向が強いです。
この点をしっかりと意識して教育していくことが重要です。
皆さんの教育方法を振り返ってみてください。
多くの院長先生や教育担当者は、教えるということはしても、フィードバックを強く意識している人は少ないのではないでしょうか。
新人スタッフさんができていないこと、苦手なことにフォーカスを当てて、教育していませんか?
大事なことは、新人さんができていること、得意としていることにフォーカスを当てて、フィードバックをしてあげることです。
このフィードバックは無意識で行うのは非常に難しいです。
だからこそお勧めしているのは、1週間に30分は、
できているところだけを見る時間を確保することです。
そうすると以外にできていることが見えてきます。
その点を何ができていて、何に優れているかを具体的に伝えてあげることです。
ぜひ、明日からの行動につなげていただければと思います