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みなさんこんにちは!
歯科医院地域一番実践会WEBコンサルタントの茶川です。
本日は、サイト貸し(ドメイン貸し)という、比較的最近になって出現した、ホームページ施策の問題について解説をしていきます。
まず結論を述べると、これから紹介するような勧誘には絶対に乗ってはいけません。
この前提を意識したうえで、この記事をご覧頂ければと思います。
サイト貸しとは何か?
『サイト貸し』とは、公式サイトの一部分を、アフィリエイトサイトとして第三者に提供する事をさします。多くの場合、以下のようなサブディレクトリで区切って貸し出す形になります。
https://www.example.co.jp/
↑ 公式サイト
https://www.example.co.jp/credit-card/
↑ クレジットカードのアフィリエイトサイト
https://www.example.co.jp/diet-food/
↑ ダイエット食品のアフィリエイトサイト
ここで重要なのは、この公式サイトはクレジットカードやダイエット食品とは、一切関係の無いサイトだという事です。
こうしたサイトが作られるやり方としては、このようなアフィリエイトサイトを運営する業者が医院に連絡し、「サイトの一部を貸してくれたら毎月○○円支払います」といった契約を持ちかけます。
この時、『こちらに労力がかかる訳でもないし、それくらい良いか』と思って首を縦に振ってしまうと、取り返しのつかない問題に発展してしまいます。
サイト貸しの問題点
サイト貸しの最大の問題点は、公式サイトの検索順位が大幅に下落してしまう事です。
以下のサイトで詳しくまとめてくれていますが、これに加担すると高確率でHPの順位は下がり、そして元の順位に復帰するのに、かなりの時間と労力が必要になります。
では、なぜ検索順位が下がってしまうかについてですが、検索順位を決定する要因はいくつかあるのですが、その中の一つにキーワードとサイトの関連性という物があります。
例えば「横浜駅 ホテル」と検索すると、じゃらんや楽天トラベルといった旅行サイト、横浜駅近くに店舗を持つホテルチェーンのサイトが表示されます。
これは、こうした旅行サイトやホテルチェーンのサイトが、横浜駅近郊のホテルに関する様々な情報を取り扱っており、かつその事をGoogle側が認識しているため、『横浜駅近くでホテルを探している人』に対し、適切な情報を提示できるのです。
これに対し、こうしたサイト貸しを行ってしまうと、そのサイトが何の情報を取り扱っているサイトであるか、Google側が判別できなくなります。
その結果、キーワードとサイトの関連性が下がり、検索順位も落ちていく、、といった自体が起こってしまうのです。
まとめ
こうした問題はGoogle側も認識しており、過去にはTwitterで以下のような警告を出していたりもします。
この問題は、少し前までは大手サイト特有の問題であったのですが、最近になって中小規模のサイトにも広がりを見せています。
歯科医院も無関係ではなくなってきているので、今回このブログで注意喚起をいたしました。
こうした業者は、事前にこれらの問題を教えてくれないばかりか、「現在のHPに影響はありません」と、嘘を言うケースもあるようです。
そして、検索順位が下がれば次の別のHPに、、といった動きをする事から、このようなアフィリエイトサイトを『寄生サイト』と言われたりもします。
寄生虫の餌食にならないよう、しっかり知識を身に着け、自衛していきましょう。