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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの五十嵐です。
今回は基本中の基本ですが、今からでもできる、最も簡単で効果的なマーケティングについてお話します。
マーケティングと聞くと、HPのSEO対策やGoogle・Yahooのリスティング広告、インスタグラム、フェイスブック、You Tubeなど、Web広告をつかった院外マーケティングを想像される方も多いと思います。
確かに、Webに取り組むことはとても重要であり、医院経営において必ず実践すべきことだと思います。
ただ、昨今では広告をかける手法や媒体は増えており、非常に複雑化しています。成果を出すには知識やスキルが必要であり、それなりに時間もかかります。
Webについて、苦手意識や得意・不得意も別れてくる為、短期業績を求める場合は、効率的ではないかもしれません。
人の手をかりておこなう院内マーケティングはどうでしょうか?スタッフさんの協力をえて、患者様へ案内をおこなうことも効果的ですが、日々忙しい診療の中で徹底する難しいさもあります。
人の手を借りる必要があるもの、技術や知識が求められるものの場合、忙しさでなかなか定着しない・実践ができないリスクが非常に高いです。
その中で、もっとも簡単にでき、成果が見込めるものがあるのです。
それは、【院内の掲示物の徹底】です。
これをご覧になっている多くの先生は、そんなのすでにやっているよ!と思っている方もいらっしゃると思います。
もちろん、院内にしっかり色々な案内を掲示されている医院さんも少なくないかと思います。ただ、成果につなげる為にどれだけ徹底できていますでしょうか?
成果を出すためには徹底すべきいくつかポイントはあります。掲示物1つでも、成果がでるところまで徹底することが重要です。
ポイント1 テーマは絞って実施
掲示する際のテーマは出来るだけ、限定的にすることが重要です。自費治療やリコールの重要性など、発信したい内容は多岐にわたりますが情報が多すぎると伝えたいものも伝わりません。インプラント・セレックなど、1つに絞って集中的に発信していくことがポイントです。その際に、現時点で伸ばしたい数字に関連付けてテーマを決めると効果的だと思います。
ポイント2 一定期間で更新する
掲示はしてあるものの、ずっと同じ内容を1年間張りっぱなしなんて状況はありませんか?掲示して一定の期間をすぎた掲示物は風景と化します。そうなると、なんの効果も発揮しなくなってしまいます。掲示する際には更新頻度も決め、一定期間で必ず新しいものに変更できるようにしておくと成果に繋がりやすくなります。
ポイント3 認知を上げる為、視認性を最大化する
ポスターなどは、貼ればよいというものではありません。設置場所の設定が適切なのか?その設置箇所でアピールできるデザイン・文章量になっているか?のバランスも重要です。例えば、待合に掲示するのであれば、実際に待合に座ってみて、ちゃんと目につくところに設置できているか?チェアーサイドへの掲示であれば、チェアーに座ってみて、患者さんになり切った上で確認していくことが重要です。また、特定の自費を強化したい・期間限定で実施しるキャンペーンなどを行う際には、同じものを各チェアー、待合、カウンセリングルームの3点設置を行うと患者さんへのアプローチがしっかりと強化されます。
以上、ここまで掲示物の徹底についてお話してきました。すでに実施されている方にとっては、とても当たり前の取り組みではありますが、改めて本当に徹底出来ているかを振り返っていただければと思います。ポスター一枚で年間の医業収入が大きく変わる医院もあります。ぜひ、1つの取組みを徹底して実施するを大事に実践してみて下さい。