幹部の重要性と価値を院長は認識しているのか!?

スタッフ教育

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皆さん、こんにちは。歯科医院地域一番実践会 地域一番化マスター 岩渕龍正です。

歯科医院において、幹部スタッフの存在はとても重要です。
しかし、日本の歯科医院の90%以上のチーフ、主任という肩書のついてるスタッフは皆の意見や不満を代表して言うだけの単なる労働組合委員長になってしまっています。

なので、実際には肩書は幹部でも、「名ばかり幹部スタッフ」がほとんどなのが実態です。
だからなのか、歯科医院の院長で幹部の重要性を認識し、幹部育成に取組んでいる先生はほとんどいないように思います。

もちろん、院長先生のお気持ちもよく分かります。
せっかく、幹部として苦労して育てたとしても、どうせ結婚・妊娠・出産とかですぐ辞めちゃうしという気持ちはわかります。

実際、そのようなことも残念ながら、本当に多くあります。

しかし、クライアントの歯科医院で幹部スタッフが育ってくれると、本当に医院で様々な実践が進み、医院の業績が上がり、医院が安定することがよくあります。

やはり、最終的には、日々の診療の中で何かを取り組むとなったら、実際にやるのはスタッフのみなさんです。
スタッフの皆さんに実践してもらうためには、院長先生がスタッフと信頼関係をしっかり構築し、進捗状況を細かく確認し、改善を積み重ね、スタッフに日々、声掛けしていくことが重要です。

しかし、これができる院長先生がどれだけいるでしょうか?
実際には10%もいないのではないかと思います。

院長先生はスタッフと信頼関係をある程度、構築する。
ここまでが限界な院長先生がほとんどではないでしょうか。

そうなったら、そのさきの部分は誰が担うのでしょうか?
そのプロセスなくして、医院で取組が実践され、定着することは難しいと思います。

そこを担ってくれるのが幹部スタッフなのです。
つまり、幹部スタッフが育ってくれると、医院の中で多くの取組が実践され、定着し、成果が出る可能性が高まるのです。
だからこそ、幹部スタッフの育成が重要なのです。

しかし、その幹部スタッフの重要性を認識できてない院長先生が非常に多いのです。
まあ、そのように医院の成長を後押ししてくれる幹部を見たことがないから、その気持は分からないでもないです。

実は、更に問題なことがあります。
実際に幹部が育った時です。

幹部スタッフが院内で色々と取り組みを進めてくれているのですが、院長先生が興味・関心があるのは自分の治療技術であり、勤務Drの治療レベルです。もちろんん、しっかりした治療のクオリティを保たなければいけないですから、それも分かります。

しかし、せっかく頑張って医院で取り組みを進めてくれている幹部スタッフの頑張りやどんなことをしてくれてるのかを全然、わかっていない、見れていない、その価値が分かっていない院長先生が多いのです。

そして、その価値が分かってないからこそ、幹部スタッフの評価が正しく行われず、幹部スタッフの報酬に反映されないのです。
幹部スタッフの取組はダイレクトに医業収入に反映されないものも多くあります。
だから、それが報酬に反映させづらいのも分かります。

しかし、もっと高い報酬を幹部スタッフに出してあげないと、幹部スタッフだってモチベーションが長く続かないし、結婚後も長く勤めようとは思わないのではないでしょうか?

先生は幹部スタッフにどれぐらいの年収を出していますか?
また、先程、ご紹介したような医院の成長を後押ししてくれる幹部スタッフが育ったら、いくらの年収を出してあげますか?
その気持ちがあるなら、その金額を提示して、幹部に成長してくれたら、これぐらいの年収がもらえるから、頑張ろうよと言えるぐらいを目指してほしいなと思います。

院長先生とお話をしていると、スタッフの年収をもっと上げたいとか、幹部の年収をこれぐらいにしたいという話を聞くことがほとんどありません。
今、世の中では、「管理職は罰ゲーム」と言われるぐらいのポジションです。

実際問題、幹部になってもほとんど何もいいことがありません。
そして、その責任や仕事の大変さに見合うだけのお給料ももらえてません。

これでは、誰が幹部になりたいと思うでしょうか?
もっと、たくさんのスタッフが「私もいづれは●●さんみたいな幹部になりたい!」と憧れられるような歯科医院をぜひ、作っていきませんか?

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