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皆さんこんにちは!
経営戦略研究所のコンサルタントの五十嵐です。
2024年も約半年が経過し、折り返しかと思います。
年始もしくは年末に設定した今年度の目標進捗はいかがでしょうか?
今回は、「ブレない組織作りの為の4つのポイント」についてお話していきます。
①キックオフミーティングを実施し、しっかりと方向性を示す。
昨今では、年末年始にキックオフミーティング(次年度の院の方向性・目標の共有)を実施される医院様も増えてきたように思います。特に人数規模が多い医院様の場合、全体に対して、方向性を示すことは非常に重要な取組かと思います。まだ、実施されていない院長先生については、規模に関係なくあえて時間を設定することをお勧めします。
②一定周期で必ず振り返りを実施していく。
キックオフで方向性を示しても、以下のようなことはないでしょうか?
・スタッフさんが理解してくれない
・方向性や目標を共有しても忘れられている
・目標認識が薄くなかなか浸透しない
・取組をしてもいつの間にか形骸化している
これらの問題が起こる要因は振り返りの未実施・もしくは頻度の低さです。
私のクライアントの医院様では、全体で毎月必ず数字進捗の確認を行っています。また、全ての医院さんではないですが、年始に設定した目標に対しての振り返りを半年もしくは3ヶ月ごとに行っているケースも少なくありません。
設定した定量目標、定性目標でそれぞれ進んでいる、遅れているものあるかと思います。全体で難しい場合には、まずは院長+幹部メンバーだけでも振り返りのタイミングをしっかりと設けた上で、実施できると良いです。慣れてきたら、全体で半年・3ヶ月・毎月といった頻度で数字の振り返りではなく、取組の進捗確認や課題設定などをし、しっかりと振り返りができるように進めていきましょう。
③取組に一貫性を持たせる
各院ではプロジェクトを進めているケースも多いかと思います。けれど、意外に多いのが各プロジェクトの実施テーマが医院の方向性とズレているケースです。あくまでも医院の方針・年間目標とプロジェクトの内容や目標は一貫性があることが重要です。つまり、プロジェクトの達成がそのまま医院の目標達成に直結していなければなりません。何となく、目の前の問題を解決するためのプロジェクトになってしまっている場合には、再度テーマを話し合った上で、設定していくことが重要かと思います。
④わかりやすいやすい目標に落としこむ
目標設定については、なるべく新人スタッフでもわかりやすく落としこむことが重要です。医業収入をいくらまで目指すのかを伝えるだけでは、何をしたらよいのかが現場には伝わりません。大事なのは、行動まで落とし込むことです。
当然、設定した医業収入を作る為には、自費・保険の内訳や現状に比べ、いくら足りないのかも理解してもらう必要があります。
そこから、例えば保険の目標達成の為に1日あと何人メンテナンスを増やせばよいのか?
自費の目標達成の為に、インプラントを何本増やせばいいのか?を具体的な数字に落とせれば、シンプルな目標になります。
その上で、各それぞれの人数・本数を増やす取組を、具体的にどのプロジェクトで・どんなことを取り組むか?を設計すれば良いのです。
今回は、「ブレない組織作りの為の4つのポイント」についてお話しました。
チームとして成果を上げるためには、一貫性のある目標設定とその振り返りが重要です。
そのためにも、しっかりと全員で何のために、どんなことを実現していくのか?そのために、具体的に何を実践していくのか?その進捗・課題はなんなのか?を全体で運営していくことがポイントになります。
ぜひ、できることから進めていきましょう。