自費アップについて油断していないですか? ~確認しよう! 7つのこと~

自費率とリコール率

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こんにちは! 歯科医院地域一番実践会の五島です。

6月の保険改正以来、点数が増えていて自費アップについて油断していないでしょうか?
ここでもう1度、基礎の確認をしたいと思います。

患者さんが自費治療を選ぶかどうかは「世帯年収」「貯蓄額」「同世帯に自費治療を受けた人がいるかどうか」(あと年齢と性別)と有意な関係があるようですが、なかなか患者さんにそのようなことは聞きにくいですね(3つ目のものは聞いたほうがよさそうな気がします)。

そのため、全員にわかりやすく説明することが大事なのですが、いきなり「保険と自費があるんですけど」とか「白いのと白くないのがあるんですけど」みたいな聞き方ではいけません。

今回はインプラント(というか欠損)の説明事項を確認しましょう。TCミーティングで次のようなことがちゃんとできているか、省略していないかをチェックしてみてください。

1.患者の希望を明確にする

治療の優先順位(これはTC育成塾でお伝えしている3つの質問)を最初に確認し、説明に活かす。患者が「全部」と答えたら、それぞれの治療法のメリット・デメリットをすべて順に説明する。

2.視覚資料を活用する

口腔内写真や模型を見せながら、現在の状況や各治療法のイメージを具体的に説明する。視覚的に訴えることで、患者は理解を深めやすい。自院でそういう資料がないのなら、書籍に載っているものをその場で見せる。

3.メリット・デメリットを比較しながら説明する

各治療法のメリット・デメリットを比較表などを使って分かりやすく説明する。患者が何を重視するかによって、どの治療法が最適か変わるため、比較検討しやすい情報を提供する。

4.患者の疑問や不安に寄り添う

患者が質問しやすい雰囲気を作り、疑問や不安を解消する。「取り外しできるかどうか」「噛む力の違い」「治療にかかる期間」「費用」「支払い方法」についてはだいたい質問されると思うので、きちんと答えられるようにしておく。

5.専門用語を分かりやすく説明する

専門用語はある程度使っても構わない。しかし、使う際は必ず説明を行い、患者が理解できる言葉で説明する。

6.治療の必要性・緊急性を伝える

現在の状況が悪化するとどうなるかを説明し、早期治療の重要性を伝える。放置することのリスクを具体的に説明する。

7.次のステップを提案する

患者が治療を決断できるように、次のステップ(CT撮影、見積もり作成など)を提案し、インプラントの詳細な情報を提供し、治療への一歩を踏み出せるように促す。

以上、がんばってください。

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投稿者

地域一番ディレクター 五島 光
地域一番ディレクター 五島 光
元関西の進学塾の先生で中学受験・高校受験生を指導。わかりやすい授業で人気を博す。コンサルティングでは、スタッフ数名から数十名のところまで個性的で幅広い歯科医院とじっくり向き合う。クライアント数は社内一。
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