採用で後悔しないために!歯科医院の面接で確認すべき4つのポイント

労務・人事評価・採用

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皆さん、こんにちは!
歯科医院地域一番実践会 コンサルタントの滝沢英之です。

最近、担当の医院様より「面接でいい人材かどうかを見極めるのが難しい。何かポイントはありますか?」というご相談を頂くことが多くなっています。過去のブログでも面接のポイントについて解説しておりますが、改めて直近の事例を元にポイントを整理したいと思います。もちろん、面接には絶対の方法はなく、すべての人材が100%完璧に合致するわけではありませんが、以下の4つのポイントを押さえることで、より良い人材を見極めるための面接を行うことができます。

採用目的・選考基準の明確化

採用面接を成功させるには、まず「採用の目的」を明確にすることが重要です。意外と整理できていない医院様も多いのではないでしょうか?歯科医院において、何を優先して採用するのかを整理できているかが重要です。例えば、ある程度技術力を持った人材が必要なのか、経験はなくともコミュニケーションが得意で患者さんに安心感を与えられる人が必要なのか。それによって採用基準が変わってきます。

次に「選考基準を設定する」ことです。基準が曖昧だと、院長以外のスタッフが面接する場合に評価がばらつき、候補者の適性を見誤る可能性があります。

選考基準の要素

  • 共感力:患者様や同僚にどれだけ共感できるか。
  • コミュニケーション能力:患者様や他のスタッフとの円滑なコミュニケーションができるか。
  • 責任感:ミスをした際の対処法や、業務に対する責任の持ち方。
  • 協調性:チームの一員として他のスタッフと協力して仕事ができるか。
  • 柔軟性:新しい状況に柔軟に対応できるか。
  • 向上心:新しい知識やスキルを積極的に学び続ける意欲があるか。
  • 素直さ:指示されたことを素直に実行できるか。

これらの要素を基に、どのような人材が医院にフィットするかを明確にしましょう。医院によって重要視したい項目は異なるため、まずはどの項目を重視するかを整理することが大切です。


 選考基準に沿った質問の設定

採用基準を決めたら、その基準に基づいた面接の質問内容を設定します。質問はできるだけ具体的にし、過去の行動や経験を引き出すことで、候補者の人間性を見極めることが大切です。

共感力を見極める質問

  • 「これまで患者さんが不安を感じている場面に直面したことはありますか?その際、どのように対応しましたか?」
    目的:患者の感情に寄り添い、安心させる行動が取れるかを確認します。
  • 「同僚が困っている場面で、どのようにサポートしましたか?」
    目的:職場での共感力や助け合いの姿勢を確認します。

コミュニケーション能力を見極める質問

  • 「これまでに患者さんや同僚とのコミュニケーションで困難を感じた経験はありますか?それをどのように解決しましたか?」
    目的:円滑なコミュニケーション能力と、問題解決の対応力を確認します。
  • 「チームのメンバーと意見が対立した時、どのように話し合って解決しましたか?」
    目的:冷静に相手と対話し、問題解決できるかを確認します。

責任感を見極める質問

  • 「これまでに自分のミスで問題が生じた経験はありますか?その際、どのように対処しましたか?」
    目的:ミスを受け入れ、責任を持って解決に取り組む姿勢を確認します。
  • 「業務が重なった際、どうやって仕事の優先順位を決めていますか?」
    目的:責任感を持って業務を進めるための自己管理能力を確認します。

素直さを見極める質問

  • 「過去に仕事でうまくいかなかったことがあった際、上司や同僚からのフィードバックをどのように受け入れて、どのように改善しましたか?」
    目的:失敗や改善点についてフィードバックを素直に受け入れる姿勢を確認します。

医院見学とスタッフ面談

面接だけでは候補者のすべてを見極めることは難しいため、医院見学やスタッフとの面談を取り入れることが効果的です。これにより、候補者が実際に医院の環境やスタッフとの相性を感じることができ、院長側も候補者が医院に適応できるかを確認する機会が増えます。

医院見学

候補者が実際に働く環境を体感できるように、医院の設備や働き方を見せることで、候補者自身が働くイメージを持ちやすくなり、入職後のギャップを減らすことができます。

スタッフ面談

スタッフとの面談を設定し、候補者が既存のチームメンバーとどのようにコミュニケーションを取るかを観察します。スタッフからのフィードバックを基に、候補者がチームに溶け込めるかどうかを判断できます。また、堅苦しい面談ではなく、ランチなどを通じてリラックスした状態で人柄を確認することもおすすめです。


 適性検査の導入

適性検査は、候補者の性格や行動スタイルを客観的に評価するための有効な手段です。特に、コミュニケーション能力やチームワークといった見えにくいスキルを評価するのに役立ちます。適性検査を導入することで、面接で見落としがちな部分をカバーし、候補者の内面的な性格や能力を見極める助けとなります。

また、歯科医院地域一番実践会でもクライアント医院様限定ではありますが、適性検査ツールをご提供させて頂いております。詳細は担当コンサルタントまでお問い合わせください。


まとめ

上記のポイントを押さえることで、候補者のスキルや人間性が医院に合うかどうかを見極めやすくなります。医院の成長にとって採用面接は非常に重要なステップです。これらのポイントを参考に、医院で活躍できる人材を採用していきましょう!

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