2年前に近所に歯科医院ができて新患が減ってきた

相談事例集

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相談内容

2年前に近所の大型スーパーの中に歯科医院ができて、新患が減ってきた。
そこは日曜・祝日も診療していて、夜も20:00までやっている。
診療時間を伸ばすか、日曜もやるかとは考えましたが、スタッフからは反対されている。

ちなみに、現在は日曜休診、で診療は19:00までです。

岩渕の回答

このようなケースはこれから日本中、どこの歯科医院でも起きうることです。
皆さんの歯科医院の近くに、もっとより便利で、もっといい場所に、もっと遅くまでやっていて、最新設備が整った、外観も内装もキレイで、イケメンの先生が開業する可能性はいくらでもあるのです。

皆さんの医院も10年以内にこのようになる可能性は非常に高いです。
もし、皆さんの医院がこのようになったら、自分の医院は新患数が減らないと自信を持って言えますか?

今回のケースでは、残念ながら新患数が減ってしまいました。
近くにできた大型スーパーの中の歯科医院は何で勝負して勝っているのでしょうか?
それは「利便性」です。

つまり、いかに便利かということです。
しかし、この利便性で大型スーパーの中にできた歯科医院と勝負しても、恐らく、勝てません。
現在の診療時間や立地がすでに負けているのですから、日曜だけ診療しても、そこにかかる労力に比べて得られる成果が少ないと思います。

そして、相談内容にも書かれてますが、スタッフからすれば、日曜やってる医院には勤めたくないという人が多く、これから相当、採用に苦労し続けることになると思います。

新患数を伸ばすためには、先ず、ホームページを今の3倍強化して新患数を伸ばす。
それと、伸びた新患に対して院長、スタッフがきちんと対応して、新患紹介ありを増やす。
一言で言えば、このようになります。

利便性ではなく、患者さんへの魅力、医院のこだわりで勝負したほうが良いと思います。
利便性で勝ち残るのはその地域で1医院のみです。
今から、大型スーパーの中にあり、日曜・祝日もやっている医院に利便性で勝つのはほぼ不可能です。

もっと、医院の魅力、こだわりが伝わるホームページに作り替え、それをもっと多くの人に見てもらえるようにSEO対策とPPCに取組んでみてはいかがでしょうか。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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