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前回、歯周病を中心としてきた医院が成功し、小児の患者さんも来ているので、小児の分院を作るべきかという相談があり、それは止めたほうが良いとお答えしました。
今回はその続編です。
ちなみに、今回のケースではどうすれば良いか?
それは今の医院を拡張し、小児歯科ゾーンを作ればいいのです。
そこにユニット2-3台の小児歯科のエリアを新たに増築し、スペース的に可能であれば待合室や受付も別にしても良いかもしれません。
そこで働きたい小児歯科専門医をある程度高い給与で募集をかければ採用できる確率は上がるかと思います。
そうすれば、常時、診療していなければいけない理由もないので、子育て中の小児歯科専門医をパートに近い形で採用するのでもいいかもしれませんし、可能であればパートで2人採用すれば、1人に何かあっても対応が可能になります。
分院の管理者は引き受ける側の歯科医師にとっても、非常に負担が大きく、避けたいと思う先生が多いものです。
最初は良いと言っていたけど、いざ、直前でやっぱり管理者は嫌だと言われるケースもよくあります。
今の医院に小児歯科ゾーンを拡張するのであれば、スタッフも共有することができますので、人員の無駄も減ります。
今回のケースでは今の医院に拡張余地があったので、そのような提案になりました。
しかし、もし、拡張余地がなければ分院をやるのではなく、やらないという選択肢になったかと思います。
それと、以下の質問もありました。
> 本当は今年か来年から動く予定でしたが、コロナの影響で白紙に戻りました。
> このコロナの時期に分院を作ることの是非。
> また、分院を作るとしたら、どういった勉強をすべきか、そして、分院長のスカウトについて教えてほしいです。
このコロナの時期に分院を作るのはどうなのか?
という質問ですが、コロナの時期だからこそ、分院は作りやすいと思います。
物件も良い物件を確保しやすいですし、採用もしやすいです。
ただ、コロナの時期は内覧会での集客が非常に難しいので、内覧会に来てくれた人の予約取得率をいかに上げられるかが重要になります。
内覧会の準備と運営については歯科医院地域一番実践会の「新規開業コンサルティング」受けられることをおススメします。
また、分院を作る上での勉強ですが、歯科医院地域一番実践会の「歯科医院分院成功セミナー」がやはり、一番かと思います。
このセミナーDVDを見たことで、分院をやるのを辞めた先生が何人もいらっしゃいます。
分院を成功させる方法は確かに、存在します。
分院をやるのは簡単です。
ですが、分院を成功させることは難しいのです。
その難しさ、成功させる秘訣を知らないで分院をやるのはインプラントの勉強をせずにいきなりインプラントをやるのと同じぐらい危険だと私は思います。