移転先の医院でも、今の遅くまで診療するスタイルで良いのか?

移転・改装・開業

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相談内容

今の医院が道路の拡張工事のため、全く違う場所に医院を移転します。
その際、移転先でも、今と同じ仕組みで行っていたのでは同じ結果しか出ない。

当面、ユニット4台で行うつもりであるが、スタッフを何人採用するか、いつ採用するかが不明瞭。
何を医院の方針として打ち出すかが明確でないため、どんな人材が必要か決まらなかった。

また、妻にスタッフ管理を丸投げしていたため、妻に家事と育児とスタッフ管理の重圧がのしかかり、妻の協力が得られずらくなってきた。

日々の売上に目を奪われ、日計単位の利益にこだわっている。
そのため保険中心、2ndカウンセリングの仕組みが出来上がらない。

診療時間を延ばすだけの体力勝負になっている。

岩渕の回答

先生から詳しくお話を伺ったところ、現在は診療時間が9:30-21:00、週6日診療(週1日は午前のみ)で診療しているとのことでした。
しかも、Drは院長先生お一人。

この状況は長く続きません。
長く続いたとしても、いつか院長先生が倒れてしまいます。

また、これから移転した医院でやろうとしているのがレーザーを中心とした治療で、1時間ガッチリかかって5万円の医業収入とのことでした。
先ず、レーザーを医院の強みとして成功しているケースが非常に少なく、単価もかなり低いため、レーザーを中心とした形態は止めたほうが良いと思います。

今の診療時間の終わりを延ばして、利便性追求型の医院を続けていても、口腔内への意識の低い患者さんを増やすだけで、先生の理想とする医院を作ることは難しいと思います。
先ず、思い切って診療時間を変えるべきだと思います。

診療開始を9:00スタートにして、
診療を遅くても19:00に終わらせる。

夜遅くまで診療するのではなく、早く診療を終えて、その分、院長のカウンセリングをする時間に当てたほうが良いかと思います。
そのような形態にしたほうが奥様の理解と協力も得られ、移転先の医院でも上手くいく可能性が上がると思います。

ですので、今の移転前の医院で上記変更をして、成果を出して自信をもって移転されることをおススメします。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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