医院を増収、成長させていきたいと思っているが、以前ほど体力がなくなってしまい、1人1人をしっかり見れなくなってしまった。

スタッフ教育

この相談事例は約 4 分で読めます

相談内容

医院を増収、成長させていきたいと思っているが、以前ほど体力がなくなってしまい、1人1人をしっかり見れなくなってしまった。
大きくはなったが、弱い人間の連合体になってしまった気がしている。

自分自身の将来に向けた不安感が強くなってきた。
継承など考えると、考えがまとまらなくなるし、頭が少しずれている感じがする。

そして、やはり、体力の低下があると思う。

解決策としては、運動する。
酒を飲まない。

しかし、それに対して負の連想をしてしまう。
思い切って、2週間ほど、休めば良いと思うが、私がいないと成り立たないような気がしている。

上昇志向できたの、少し疲れが出ていることと、売上を確保することばかりに頭が行っていると思う。
もう少し広い視野で見たい。

現状としては年間3.6億
4億を目指している。
最終5億が目標

患者さんを診る気力がなくなってきて、院長室にこもりがち。

岩渕の回答

まず、ここまで医院を成長させてきてること自体が凄いことです。
そして、院長の気力と体力が落ちてくれば、日本の歯科医院の99.9%はそれと共に医院は右肩下がりになっていってしまいます。

しかし、先生の医院はそれどころか、ちゃんと成長を遂げていること自体が凄いことだと思います。

ですが、お話を詳しく聞くと、問題もあります。

先ず、相談内容には書かれてませんでしたが、実は院長先生、週6日診療されてます。
そんなことしてたら、気力と体力が持たないに決まってます。

もう、今すぐ、週5もしくは週4診療に切り替えましょう。
という提案をしたところ、院長先生としては「でも、自分がいないと何かあった時に対処できないから、医院にはいないとダメなんですよ」とおっしゃいます。

そういうことでしたら、診療自体は週4日にして、週2日、どうしても医院にいないといけないのであれば当面は医院にいてください。
しかし、週1日はカウンセリングを徹底的に行い、自費を増やす。
もう1日は勤務医の先生の教育を徹底的に行い、勤務医の先生の治療レベルを引き上げてあげてください。

これをすることで、今までは保険患者さんも診ていた院長先生の診療は週4日で、自費のみとなり、かえって自分の医業収入は上がります。
そして、勤務医の先生の技術を高めてあげれば、勤務医の先生の医業収入も上がり、満足度も上がり、勤続年数だって上がる可能性があります。
ですので、たとえ、目先の医業収入が少し下がったとしても、上記の取組をされることをおススメします。

また、このように診療自体を週4日にすれば、運動する時間も採れるはずですので、是非、運動もするようにしてみてください。
最終的に、いくらお金があっても健康でなければ、まるで意味がないですからね。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー