この相談事例は約 3 分で読めます
スタッフマネジメントがうまくできない。
スタッフのことを心から信用できずに、仕事を任せられずにいる。
性悪説を信じているところがあり、いつからかではなく、元々の性格であると思います。
ただ、勤務医時代から通して、そんな風に思っています。
信じてもらう前に、相手のことを信じることだと思います。
方法はいくつもなくこれに尽きるような気がします。
プラスの要素は、信じることで医院のマネジメントがうまくいく。
マイナスの要素は、医院がうまく回らなくなる。
石橋をたたいて渡る性格だからだと思います。
単純に失敗したらと、よからぬことばかり考えてしまうことだと思います。
基本的に人間は怠惰で、楽をしようとする生き物だと思います。
そういう前提に立つことは医院を経営する上では決して、悪いことではないと思います。
しかし、全てをチェックしたり、疑ったりしていては、スタッフも不信感を持たれてると思い、モチベーションが下がり、関係性が悪くなり、短期間で辞めてしまいます。
その悪循環にハマると、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
もしかしたら、先生は今はそういう悪循環にハマってるのかもしれません。
チェックや確認は必要です。
ただ、全てをチェックすることはできません。
ですので、最もやるべきで、信用するべきは仕組化です。
仕組は決して、裏切りません。
仕組化することで、一定の品質を保てる可能性が高まります。
そして、やるべきは仕組の通りにできてるのかをたまにチェックすることです。
そして、問題があるのであれば仕組みを改善していくことです。
人を信用するよりも、仕組を信用し、仕組を改善したほうが最終的によっぽど、生産性が上がります。
例えば、新人教育においても、マニュアルをガッチリ作り、マニュアルの通りに教えてるかをたまにチェックすれば、マニュアル通りに教えてくれる可能性が高まります。
なぜなら、自分でイチから教えることを考えて、資料も用意するとか面倒だからです。
自分で手間をかけて教えるよりも、医院が仕組化を整えて、楽できるようにすればするほど仕組みが機能するようになるのです。
そして、教えた内容ができてるかどうかを定期的に筆記テスト、実技テストでチェックするのです。
仕組化されていれば、そのテストも任せることが可能です。
そこまでやれば、新人教育のスピードも、品質も上がるようになっていきます。
セミナーの参加とかも、カリキュラムとして組み込んでおけば、行きたいとか行きたくないとかが入り込む余地がなくなってきます。
そうやって仕組化することによって、最低限の基準を上げていくことが可能になるので、是非、仕組化を更に進めていくことをおススメします。