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歯科医院地域一番実践経営塾の課題のスタッフからの頑張り度合いの差をどうしたら良いか?
1人3つ実践事例を提出してもらっているのですが、頑張ってやっているなと思う人がいれば2行しか書いてこなかった人もいて、どうしようかと迷い中です。
頑張らない人と話して今後もこのぐらいでやっていくなら参加しないでもらう。プラスは自分のストレスが軽減される。マイナスはその人が孤立する。
歯科医院地域一番実践経営塾では参加してるスタッフと参加してないスタッフでの温度差が問題になることはよくあります。
しかし、今回のケースでは参加してくれているスタッフの中で、全然、実践事例にも取り組んでくれてない人がいるということです。
これについては、本来であれば、経営塾に参加される前にそのスタッフさんにしっかりと経営塾参加の意味づけを行い、どんな課題があるかや、どういう取組をしてほしいのか、それがどのように本人にとってもメリットがあるのか、それがどれぐらい大変なのかといったことを院長先生から事前に詳しく説明した上で参加してもらうことが非常重要です。
今回のケースでは既に参加している状態ですので、実践事例について、どう積極的に取組んで行ってもらったらいいのか?ということですが、これは経営塾の実践事例だけでなく、歯科医院の様々な取組でも起こる問題だと思います。
何かと言いますと、つまり、任せきりにしてるわけです。
任せきりにしてみたら、全然、やってなかった。
だから、どうしたらいいか?
ということです。
答えはある意味、簡単です。
任せきりにして、やってくれないのであれば、任せきりにしなければいいのです。
実践事例であれば、経営塾が終わってすぐに、次回までの実践事例ではどんな実践事例を提出するのかを話し合う場を設けます。
それも、予め、●月●日に実践事例についての打合せしますので、どんな実践をしたらいいと思うか、これまでの経営塾の内容を元に1人最低5つ考えてきてくださいと伝えておくのです。
しかし、予め、ここまで伝えていても、考えてさえ来ないかもしれません。
ですので、経営塾の実践事例であれば1医院上限15件ですので、15件分の実践事例の案を院長先生自身が考えておくのです。
また、その担当まで決めておきます。
そして、スタッフの方から出てきた案も踏まえて、15個の案を確定させます。
その場で、実践の担当者、実践事例を各担当者まで来ます。
この時、ここまでやれば、しっかりした内容を書いてくれるだろうは甘いです。
予め、そんな大したことは書いてくれないかもしれない、そもそも、取組だって甘いかもしれない。
そう考えて、2週間後ぐらいに進捗を確認するMTGを設定しておきます。
そこで、進捗を確認、取組度合いが甘いことも多いと思いますので、それについて院長先生からも改善の指示を明確に伝えます。
その上で、実践事例の提出期限2週間以上前に実践事例を提出してもらいます。
そこで、2行しか書いてなければ実際に取組んだ内容を院長先生も把握しているので、ここまでやったんだから、こういうことも書いたほうが良いんじゃないと伝え改善を促します。
可能であれば、その場で、皆で修正をかけていきます。
こうすることで、より望ましい結果が得られる可能性が高まっていきます。
これは経営塾の実践事例をテーマにお伝えしていますが、どんな取組であっても同様です。
任せきりにして、「やる気があればやってくれるだろう」というスタンスが良くないのです。
どんな取組であっても、今回のようなスタンスで院長先生がある程度、リードしていくことで、多くの取組が実践されますし、スタッフ本人の成長にもつながっていくのです。