歯科医師、歯科衛生士採用をどうしたら良いか?

労務・人事評価・採用

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相談内容

歯科医師、歯科衛生士採用をどうしたら良いか?

どんどん人が必要になるため、いかに多く採用するか、が大切なため。
知りうる限りの手法を全て行うことが重要だと思う。
自分が行えていない取組がないかを知りたい。

岩渕の回答

今回のケースでは既に法人が日本トップクラスの医業収入を誇る医院です。

ですので、医院の採用サイト、採用パンフレット、就職フェアへの出展、採用時の特典など、ほとんどの取組は実践されています。
その中でも、なかなか、多くの医院さんで実践できていないのが「楽しみの要素」です。

このコロナによって、ほとんどの歯科医院では院内でのイベントが全くなくなってしまいました。
飲み会、新人歓迎会、送別会、忘年会などなど。

こういう「楽しみの要素」はとても大切で、これらが充実しているからこそ、院内での人間関係も充実したものになりやすいのです。
しかし、この「楽しみの要素」が院内で一切、無くなってしまうと、医院で働くことの楽しさがだんだん薄れて行ってしまうのです。

コロナは不信と分断をもたらします。
それが院内でも起きるのです。

不信と分断によって、新人とベテランの関係が悪くなったり、受付と中のスタッフの関係性が悪化したり、勤務医とスタッフの関係が悪化したりするのです。

だからこそ、ワクチン2回目の接種率が70%を超えている今こそ、これまで行うことができなかった院内でのイベントを復活させるべき時が来たと思うのです。
今年は年末の忘年会もやるべきだと思います。

これまで、行動抑制が大事だと盛んに私はお伝えしてきましたし、それが大事だったことは間違いないと確信しています。
しかし、ワクチン接種2回目が完了してから4ヵ月以内はコロナに感染する確率が飛躍的に下がることも間違いない事実です。

であれば、これだけ楽しみの要素が失われて、不信と分断が起きやすい状況を回避するためにも、楽しみの要素である、飲み会や忘年会はやるべきだと思うのです。

ただし、参加できるのはワクチン2回目の接種が完了してる人だけ。
また、参加者には開催日の3日前などにPCR検査を全員に行い、陰性が証明された人だけが参加できるようにするのです。
そうすれば、お店を個室か貸し切りで行えば、感染リスクをほぼゼロにすることができます。

それだけでなく、院長と勤務医の先生で遊びに行ったり、弊社であれば月2回ぐらいみんなでバスケをしたりしてますが、ゴルフでも良いですし、テニスでも良いです。
何かしらの楽しみの要素も持たせたほうが良いです。

なぜなら、その楽しみの要素を定期的に取り入れることによって関係性がより構築され、つながり採用にもなりやすくなるからです。
採用の話からそれてるように感じたかもしれませんが、全くズレておりません。

重要なのはつながり採用だからです。
つながり採用は目の前にいるスタッフ、勤務医の先生の満足の先にしかありません。

そして、その満足の半分ぐらいが人間関係によって成り立っています。
人間関係を良好にするためにも、楽しみの要素は非常に重要なのです。

楽しみの要素をスタッフ、勤務医の先生と定期的に持てるような場づくりをしていくことも、つながり採用の強化においてかなり重要なので、是非、やってみることをおススメします。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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