10年以上の勤務歴のある歯科衛生士の給与体系はどのように決めたらよいのか?

労務・人事評価・採用

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相談内容

歯科衛生士の給与体系について

10年以上の勤務歴のある歯科衛生士の給与体系はどのように決めたらよいのか?

現在は年収が500万円を超えるぐらいになっている。
1ヵ月の医業収入は1人で150万円前後です。

人事評価表と給与地体系は連動させているが、人事評価表は
トレイニー⇒Cクルー⇒Bクルー⇒Aクルー⇒マネージャー
までしかないので、今後どのように給与を上げていけば良いのか悩んでいます。

歩合給を設定するというのもありでしょうか?
プラスとしては、歯科衛生士のモチベーションアップにつながる
マイナスとしては点数を上げることにしか興味がなくならないか

歩合をどのように設定したらよいのか分からない。また他に方法がないか?

岩渕の回答

今回のケースでは10年以上の勤務歴のある歯科衛生士さんの年収が500万円を超えるぐらいとのことですので、かなりいい方だと思います。
勤務医の歩合率がだいたい20%ぐらいですから、歩合率は原価などを考えてもMAX30%ぐらいと思います。

そうなると、歯科衛生士さんだと月間医業収入が200万ぐらいでも最大60万円で、今回のケースでいえば既に最大値に近いのではないかと思います。
ですので、歩合をつけるのも難しいというのが現実ではないでしょうか。

ということは、医業収入を更に引き上げていくしか方法がないかもしれません。
「DH1人月間300万円達成システム公開セミナー」を開催しますので、こちらに参加していただき、更に歯科衛生士さんの医業収入を引上げる具体的な取組をされるのがベストかと思います。

それか、医業収入ではなく、マネージャーとしての貢献度が顕著に高いようであれば、それを上乗せしていくのもありだとは思います。
採用活動、教育などですが、歯科医師として採用と教育をしていただけるのは非常に価値が高いのですが、歯科衛生士さんですと、そこまで採用への貢献度が大きくないことがほとんどですし、教育についてもそこまで難しいことをするわけではないので、どうしてもそこまで高い報酬を出すほどに評価をするのが難しくなってしまいます。

ですので、今回のケースであれば、そこまでしっかり人事評価制度を構築し、十分に高い評価をされてるのであれば、十分ではないかと思います。
ですが、今回のケースの10年以上継続勤務していただいている歯科衛生士さんが結婚のご予定もなく、一生、勤めていきたいという意思表示をしっかりして下さっているのであれば、更に医業収入を引上げていくことに取組んでみてはいかがでしょうか。

更に、医業収入にダイレクトにつながるのは自費率です。
自費率アップへの貢献をよりしてもらえるような流れを確立できれば、もしくは、診療時間外に全顎コンサルなどをやっていただき、月1500万以上の成約するようになればさらに、高い評価を加えられるのではないでしょうか。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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