将来ビジョン、目標について。

モチベーションアップ

この相談事例は約 5 分で読めます

相談内容

将来ビジョン、目標について。

現在はお陰様で、売り上げ、スタッフ含め、とても順調です。
将来に向け、私のキャラクターや時代の流れを踏まえ、今から戦略的に準備したいと考えています。

私は自分の性格上、技術研鑽を積み、自費で伸びてくる作戦できました。
コンサルさんのご助言もいつも頂きながら、ついに目標の年商1億円を達成!順調と考えておりましたが、AIの進歩により、いつまで私の技術だけで食べていけるか、という漠然とした不安は抱えておりました。

そんな中、となりのビルに新しいクリニックが先日でき、なんとユニット数は10、全て自費診療、あせりました。

全国展開を急速に進めているチェーンです。私も自費を中心に考えておりますので被ります。唯一の救いは矯正歯科だという事でしょうか?
しかも調べてみると、治療費がとても安いのですね。チェーンの強みと思います。キャドカムやマウスピース矯正など、設備投資では大手にはかないません。

AI化が進む、チェーン店が増える、また人口減少、カリエスの減少によるインプラント需要の減少の中、私がどう生き残るかを考えています。

対策としてはとにかく、技術を磨く事と思います。

大規模チェーン店ができないのは、困難なフルマウス治療などと思いますので「どこに行っても治療を断られて困っている」というような治療が出来る状態を保つ事。
そしてそれらの治療は高単価で、私の自己満足も満たせるものです。

コンサルさんのご助言では、インプラント学会の指導医も取れたらベスト、と言われています。確かに専門医を取ってから、オペ数が爆発的に増えました。
隙間産業のトップを狙う感じでしょうか?

最近はフルマウスのインプラント患者が多くなってきました。ライバルは銀座のマロクリニックなどと思います。(今の時点では、技術的にも経営的にも、到底及びません。)しかし、東京まで通えなくて、この近辺で高い技術のクリニックを探して来院した、という患者様が増えてきています。

オールオン4は、実績はありますが(たぶん20症例くらい)、まだ自信がありません。即時荷重ですし、常にリスクとストレスが伴います。またノーベルバイオケアのパーツ代と技工代が高いため、利益率がとても悪いです。フルマウスインプラントを極めるのであれば、オールオン4をきちんと習得しなければならないと考えておりますが、まだどうしていいか分かりません。

指導医はハードルが高いですね。私は技術屋ですので、オペの腕には自信がありますが、決して研究者ではないので、学会発表が出来ません。症例発表をする手もありますが、エビデンスに基づく発表は大変です。基本的に私は叩き上げですので。

あと10年?いけるところまで稼ぎまくって、段々に株などを始め(?)厳しくなってきたら、アーリーリタイア?もしくは細々と続ける、という事になるのでしょうか?もちろん健康に留意し、技術研鑽を続け、生涯現役が理想です。

宜しくお願い申し上げます!

岩渕の回答

大変だと思いますが、技術研鑽を積んで、苦手かもしれませんが学会発表を頑張ってインプラント学会の指導医を取るのがベストだと思います。

指導医を取ることができれば、今後、あまり得意ではないと思いますが、勤務医の先生採用、患者さんへのマーケティング面などでも有利になりますので、そのチャンスを逃す手はないと思います。

近くにできた大手のチェーン店はそんなに心配する必要はないと思います。
先生の医院の強みは矯正ではなく、インプラントですので。

強みであるインプラントを強化し、指導医を取る。
そうすれば、勤務医を採用して簡単なケースや保険診療は勤務医に任せて、自分は得意なインプラントに生涯現役で取組むことができる可能性が上がると思います。

アーリーリタイアも良いと思いますが、アーリーリタイアしてでも、やりたいことがあるのであれば良いですが、そうでないのであれば、逆にその後の生活の方がきつくなるのではないかと思います。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー