この相談事例は約 3 分で読めます
————————-相談内容——————————————-
結婚することになったらいつの段階で院長に話してもらうように設定するのが良いか?結婚後の予定(仕事を辞める、常勤で続ける、パートになる)はもちろんだが、それより踏み込んだことをいつ、どの段階でどの程度まで話してもらうようにするか
——————————岩渕の回答————————————
スタッフそれぞれに対応していると、スタッフも気分を悪くすると思うので、このようなことについてはしっかりと院内でのルールを決めることが大切です。
それと、産休、育休などのルールについてもしっかりと明文化し、それと共に結婚についての報告の基準も一緒に新人教育の中に組み込んでしまったほうが良いです。
実際には結婚が決まったら、すぐに報告することをお願いした方が良いかと思います。スタッフからすれば、「どうして、そんな個人的なことを報告しないといけないのか?」と思うかもしれません。
また、「結婚してからも、変わらずに働き続けるわけだから、そんなことをいう必要はない」と思うスタッフもいるかもしれません。
ですので、そう言われてから答えるのではなく、言われる前に説明しておきましょう。
「結婚というのは一人でするものではなく、相手があるものです。ですから、自分は結婚してからも働き方を変えるつもりはないと思っていたとしても、相手がそれを変えてほしいと思うかも知れません。
特に、出産に関しては顕著です。
出産前は出産後も復帰するつもりでいても、いざ、生まれてみたらかわいいから復帰は出来ないというケース、両親に面倒を見てもらう予定だったけど両親が病気になってしまい見てくれる人がいなくなったので復帰できない。
そんなケースがこれまでにもたくさんありました。
結婚・出産は自分の意思だけでは、どうにもならないことがたくさん、あるんです。
だからこそ、結婚・出産が決まった時点でしっかりと教えて欲しいんです。
人を採用するのも、すぐにはできません。採用したとしても、すぐにできるようになるわけではありません。
誰かが抜けてから、仕方なく採用して、時間がない中で適当に教えたら、辞める確率が高まります。そうならないためにも、準備をする期間をしっかり確保するためにも、結婚・出産が決まった時点で早めに教えてくれるようにお願いします」
という感じで説明するようにしてみてください。