これから開業を考えているが、今の勤務先と自分の開業準備、どれぐらいの割合で頑張ったら良いか?

これから開業を考えているが、今の勤務先と自分の開業準備、どれぐらいの割合で頑張ったら良いか? 成功哲学・成功法則

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相談内容

これから開業を考えているが、今の勤務先と自分の開業準備、どれぐらいの割合で頑張ったら良いか?ただ、開業準備として具体的に何をどのように頑張れば良いかという点では、あまりしっかりと理解できていません。なので、具体的な取り組み方法、もしくは成功した先生の具体例など知れれば嬉しいです。これから開業することは間違いないので、なんとか今からスタートしたいとは思っていますが・・・どうでしょうか。

岩渕の回答

比率としては9対1ぐらいで今の勤務先の取り組みに力を入れたほうが良いです。結局、開業準備としてできることは良い立地の物件を探すことです。

しかし、ほとんどの先生は開業物件も業者さんが持ってきた物件を見るだけです。それでは開業準備をしっかりしてるとはいえないと思います。

今から、月1日は自分で開業候補地を捜し歩くぐらいすることが大事です。
それだけすれば、十分です。

後は、実際に自分が開業した後にも、上手く経営していけるだけの力をつけるために、今の勤務先を良くすることに残りの時間とお金と労力を投入することです。治療だけをやっていればいいのではなく、たくさんの取り組みに積極的に参加していくべきです。

例えば、スタッフ達のモチベーションの上がる、医院全体の士気が高まる方法はどんなことがあるか。スタッフとの面談はどのように進めていけばよいのか。患者様に喜んでもらえる医院の取り組みにはどんなことがあるか。ターゲットとなる年齢層に対して、どのようなアプローチがあるのか。HPのコンテンツとして、自分自身はどれほど取り組みをできるのか、また理解があるのか。SEO対策、WEB広告といった、これからの時代に切手は切れない知識をしっかりと持ち合わせているのか。マニュアル、カリキュラムといったものの重要性を理解し、自身で作ることができるかどうか。歯科医師としてだけでなく、経営的な知識、経験を得ることのできる勉強会やセミナーに参加して、それを現在の所属している医院で実践としてとりくめているかどうかなどなど・・・あげればキリがないほどたくさんあります。

これらは必ず、今のうちに取り組んでおいたほうがいいと思います。こうしたことは、「開業してからやればいいや」と思う人が多くいますが、確実にいまから始めたほうが良いです。開業してからそんなに勉強に取り組める自由な時間はありませんので。

その勤務医時代に学んだ経験が、必ずあとになって自分自身に返ってくるのです。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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