この相談事例は約 3 分で読めます
年間医業収入1億円を超えた方の、その後の事業展開事例について教えてほし
い。「医院規模拡大」「分院」の他に3-7事例程度となっています。
年間医業収入1億円に到達してみて、次に目指すことを考えてみたくなったのだが・・・
岩渕さんが提唱されている「小さくても強い歯科医院」「輝いている歯科医院」
について他の方がどう解釈されているのか知りたくなった。ぜひ、それらのポイントについて詳しく教えてもらえればうれしい。
年間医業収入1億円の次に、医院規模拡大、分院のほかには以下のような展開の仕方があるのではないかと思います。
必ずしもこれらだけではありませんが、最も当てはまりやすいものをご紹介します。
1.新たに本院を作る
分院と非常に似た形態ではありますが、少し違います。
特に医院のキャパ、立地などの制約条件によって、今の医院ではこれ以上の規模拡大が難しいと思われる場合、新たに医院を作り、新しい医院に院長が移ってしまう。
そして、これまでの医院を勤務医の先生に任せ、分院にする。
今までの医院では納得がいかない部分があったり、もっと自分の思い通りの医院を作りたい場合などはこのような方法を選択する先生もいらっしゃいます。
2.自費率を高める
特に、医院のキャパシティーに限界があり、これ以上は拡大が難しい場合、今までが自費率20-30%だった場合、これを自費率50%前後にまで高めることによって更なる成長を求めることもあります。
3.新しいものを付加する
例えば、どこかのFCに加盟する、デンタルエステを追加する、アンチエイジングに取組むなどがこれにあたります。
しかし、これによって、大きな成果が出ることはあまりありません。
4.訪問診療を強化する
医院のキャパに限界があるとなると、外に出て行く訪問診療が1つの有力な方法になります。ただ、地域でダントツ一番の医院が訪問診療を行うと、周りからの抵抗が強く、大変なことになりかねません。
慎重に行う必要があります。
5.勤務医を育て、任せていく
これが一番、よくあるパターンですね。
勤務医の先生に保険診療と簡単な自費診療を任せられるようにして、院長先生は自費治療に専念していく。こうすることで、高い自費率と多くの新患数を両立することが可能になります。
また、チェア台数が足りない場合、診療時間や診療日数を増やすことで効率を上げることもよく行われます。
大きく分類すれば、上記のようになるかと思います。