日々の診療で疲れきってしまって、仕組みを作る時間が取れてない

日々の診療で疲れきってしまって、仕組みを作る時間が取れてない 業務効率化

この相談事例は約 3 分で読めます

相談内容

>日々の診療で疲れきってしまって、仕組みを作る時間が取れてない状態になってしまっている。
>今、勤務医が1人いるが、自分は週5.5日診療している。
>
>仕組みを作ろうにも、医院の中核となるスタッフがいないため、まったく進まない。やりたいとは思っているが、どうやって進めればいいのか、まったく検討がつかない。
>ほかの先生はどうやって、仕組みを作る時間を作っているのか?何かコツというか、ポイントなるものが知りたいと思っている。どこを改善すればいいのか、アドバイスをお願いします。

岩渕の回答

多くの先生は診療しながら、診療後やお休みの日に仕組みを作っています。
また、仕組みを一緒に作ってくれるスタッフがいることも重要です。

先生の場合、一番の問題は医院の中核となるスタッフがいないことではないかと思います。チーフに近いスタッフはいるとのことなので、「スーパースタッフ育成塾」に参加してもらうのが良いのではないかと思います。そこでしっかりと宿題にも取り組み、学びを得てもらえれば、急速に中核を担うスタッフに成長するはずです。そしてその姿を見て、周囲のスタッフも影響を受けていき、医院全体のレベルが上がり、経営の安定につながります。マーケティングとマネジメントを良くしていく上で、中堅スタッフの成長は本当に強く影響します。

それと、先生自身の診療も週5.5日ではなく、土曜日の午前中診療を勤務医の先生に任せて、お休みを週2日にすることをオススメします。診療をバリバリしていくことはもちろんすばらしいことです。しかし、いつまでも若い年齢でいつづけられるわけではありません。人は年齢を重ねることで歳をとっていきます。
歯科医院の院長先生は、歯科医師であり、経営者です。そのため、経営についても十分な時間と労力をかけていかなければいけないのです。

上記のような方法をもって、時間的、労力的なゆとりを持つことで、1ヶ月に2-3日ぐらいはお休みの日を仕組みづくりに当てるようにすることができれば、多くの問題が解決されやすくなるかと思います。
目先の売上は下がるかもしれません。しかし、それは一時的なものです。長期的な目線で考えれば、スタッフもしっかりと育っていき、たくさんの仕組みが増えることで、将来的には今よりも高い医業収入と安定した業績をもたらしてくれるはずです!!

すぐには難しいかもしれませんが、徐々にこのような働き方に移行しながら頑張っていきましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー