親から医院を継承して、今は田舎で訪問を中心にやっている。これからどのようにしていったらいいか?

親から医院を継承して、今は田舎で訪問を中心にやっている。これからどのようにしていったらいいか? 相談事例集

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相談内容

親から医院を継承して、今は田舎で訪問を中心にやっている。
月間医業収入300万円は超えた、次の目標は400万を目指している。

訪問は増えているが、訪問に自分が行っているので、外来は1日5-10人と少ない状態になってしまっている。訪問スタッフは院内にはノータッチだが、かなりネガティブで困っている。

医院のスタッフは母親のみ。
ただ、来年の新卒DHがうちに来たいと言ってくれている。

これから、どのようにしていったら良いか?

岩渕の回答

先ず、今は院長先生が訪問を中心にされているので、これを変えたほうが良いですね。訪問は訪問専門のバイトDrなどを採用して、任せることが大事です。

院長先生は院内に集中して、医院の患者数を増やしていくことが大事です。
なぜなら、自分で訪問をやっていると成長に限界があるし、いつ保険点数が大幅に削減されるか分からないので訪問に依存しないことが長期的には必要になってきます。あくまで、屋台骨は医院のほうであり、そちらでの環境をしっかりと整えて、カウンセリングや予防を充実させ、患者様の満足度を高めながら、自費治療の割合を高めていく必要があります。長期的に考えると、歯科は今後、そのような体制を整えて行く必要があります。

院内に関しては新卒DHを採用して、それまでにお母様には勇退していただく事をオススメします。やはり、これからの医院内の激変していく環境を考えると、新卒のDHがしっかりと活躍し、これまでのペースとはまったく違った歯科医院経営となっていくため、お母様としては働きづらい状況になることが予想されるためです。

また、その4月のタイミングで訪問も任せられるように、訪問専門のDrの採用、マニュアル化を進めることが大事ですね。現在順調な訪問診療も、院長先生が抜けるとなると、今の方法がうまく継承されるとは限りません。そのため、できる限り今の状態をキープできるように、マニュアルを作成し、かつ、今のやり方をしっかりと受け継ぐことのできるようなDr採用を進めていかなくてはいけません。

それと、医院の外来を増やすことが大事なので、ホームページを作って安心するのではなく、キーワード広告を徹底的に行ったり、定期的にページを追加したり、ポータルサイトに登録するなどの取り組みをしっかり行って新患数を増やすことが大事ですね。しっかりと集計していないとピンと来ないかもしれませんが、HPからの患者様来院数はとても重要です。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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