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医院の待合室にパンフレットが取りやすい棚を縦1メートル、横1.5メートルぐらいで作ろうと思ってる。わりと目立つサイズにすることで、患者様が手に取りやすく、待合室にいる時間が有意義になるものだと考えている。
その壁に「前歯だけの簡単な矯正治療」「白い歯にしませんか?」「銀色のバネがない審美的な義歯」などのメッセージを書いたらどうでしょうか?
患者様満足度アップになるし、デンタルIQアップにもつながる取り組みになりませんでしょうか。それくらい目立った告知をすることで、患者様の気づきにつながればと思っています。
基本的には止めた方が良いと思います。
もちろん、パンフレットが取りやすい棚を設置するのは良いと思います。たしかに待合室に患者様が待っている時間は、そういったものを目にする機会も多いですし、お互いにとってメリットとなる要素はあるかと思います。
しかし、よっぽど内装が古いとか、しょぼいとかでない限り、そこまで治療を前面に押し出したメッセージを壁面に入れるのはやりすぎだと思います。
飲食店で壁に「冷やし中華はじめました」と張り紙がしてあるぐらいはいいですが、「本場香港の製法と材料で作り上げたシュウマイ」とデカデカと壁に印刷されてたらどうでしょうか?
あまり品が良くないですよね。そこまで細かく説明されると、待合室に落ち着いた雰囲気が薄れてしまい、診療前に緊張している患者様がリラックスできない場所となってしまうかもしれません。そうなると、たとえ壁がきれいで、椅子も新しく、備品にホコリもないような内装のきれいな歯科医院さんには、若干不釣り合いな告知物となってしまうかもしれません。なので、キレイな内装の医院であれば、止めた方が良いとおもいます。
それよりは棚の中のパンフレットに記載すればいいのではないでしょうか。
また、待合室に設置するモニターなどでそのような情報提供をした方がいいかと思います。
その方が、医院全体の雰囲気を保ったまま、情報提供ができるかたちになります。なかなか歯科医院で情報提供を全面に出しても、患者様としては「歯を直治療しに来ているので、そこまでの知識は必要ないよ」思っている人も少なくありません。しかし、医院としては歯の知識を伝えていきたいですよね。
なので、お互いの気持ちの中間くらいの妥協案にとどめておくことが、患者様としても、医院としても気持ちよくいられる範囲の取り組みになっていくのだと思います。