妻にどのようにして医院に入ってもらったらいいか?

妻にどのようにして医院に入ってもらったらいいか? 労務・人事評価・採用

この相談事例は約 3 分で読めます

相談内容

妻は41歳で、子供はいません。
最近、結婚しました。

妻は以前にほかの会社で経理をしていました。
これから経理を任せるだけでなく、医院の中にも入っていってもらおうと思っていますが、どのように進めていけばよろしいでしょうか。

岩渕の回答

奥様の年齢的にも、お子さんがほしいと思います。
もし、出産されるとしたら、できるだけ早い時期を希望されると思います。

そういう意味では、今回、医院にどっぷり入ることができる最後のチャンスかもしれません。ですので、オススメなのは医院にどっぷり入ることです。

これまで他の会社での業務経験などもあるでしょうし、頭もいいと思います。
しかし、止めたほうが良いのは、いきなり医院に入ってスタッフを上司として指導していくことです。

恐らく、そのようにすると、スタッフから反発され、奥様としても仕事がやりづらくなり、辞めたいということになると思います。

一番、良くないのは院長夫人が都合のいい時だけ、来て、言いたいことだけ言って帰る。これでは誰もついてこないし、誰も院長夫人の言うことに耳を傾けません。

今回、何年間かは分かりませんが、どっぷり入ることができるということなので、とにかく、現場のスタッフとしてゼロから業務を覚えるのが一番です。

20歳ぐらい年下のスタッフに教えを請うのです。
そして、悔しい思いをしながらでも、現場の仕事をマスターする。
これが大事なのです。

現場の仕事で誰よりもできる分野を作ることができれば、スタッフも院長夫人の言うことを聞いてくれるようになります。

できれば、受付と歯科助手の両方をマスターできると、出産後も医院のリーダーとして短時間勤務になったとしても、活躍することができます。更に、TCとして活躍してもらうという道もいいかと思います。

幸い、歯科医院の場合、2−3年ぐらいすると多くのスタッフが入れ替わってしまいます。目先、2−3年は大変でも、この時期に業務をマスターすることができれば、2−3年後には一番、勤続年数が長くて、仕事ができるスタッフに成長することができるのです。

是非、それまで頑張られることをオススメします。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー