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私の医院は、来年分院することが決まっています。
現時点で、本院から核となるスタッフがいなくなるという悲惨な状態です。
しかも、医院に残るスタッフはみんな入社5年未満で知識も経験もないスタッフです。
チーフも分院に行ってしまいます。
そして、入社●年目になる私がチーフが今している仕事をやらなければいけないことになりました。
チーフも院長も、教える力がないため、何も教えてくれません。
私自身も、恥ずかしながら何がわかって何がわからないのか、何を聞いておいたらいいのか、チーフが陰でどんな仕事をしているのかもわかりません。
聞いても、まともに答えてもらえません。
聞き方が悪いのかもしれませんが。
しかも、チーフは「私が分院に行って（院長や他のスタッフが）困ればいいんだ」等の言葉を平気で口にしています。
私自身が何から手をつけていいのか、どうすればいいのかわからないのです。
とりあえず、できる仕事を増やすこと、チーフの仕事を見ることを心がけてはいますが、分院まであと●ヶ月。この調子では間に合うはずもありません。
でも、やるからには、チーフと私の●年の差を少しでも縮めなければ。と感じています。
私はどのように取り組めばいいのでしょうか？
そして、衛生士の採用という問題もあります。
ただでさえ衛生士の採用は難しいのに、うちの医院は衛生士学校でも評判が悪く、学校に話に行くことも嫌がられてしまいます。
しかも、この一年間の間に、気に入らない衛生士にいやがらせ（少なくとも私から見たら明らかな嫌がらせ）をして辞めさせる、ということを2回ほどしているので、悪い噂が立たないはずがありません。
この状況の中、私には何ができるでしょうか。
このままでは、私も、医院も、他のスタッフもボロボロになってしまうのではないか、と感じています。
私はどうしたらいいのでしょうか？
こんな内容で、ごめんなさい。
藁にもすがる思いで相談させていただきました。
院長もチーフも頼れない、他のスタッフはそこまで考えていない、という状態で途方に暮れています。
アドバイスいただけたら幸いです。
医院に良くなってほしいという思いで、このような相談をスタッフという立場で
されたのは本当にすばらしいことだと思います。
なかなか、できることではありません。
まず、チーフの仕事をどのようにこれから、できるようになるか？
という点についてですが、診療中の業務については、これから自分がやるという
前提でチーフの動きを良く見て、分からないところを積極的に質問するのがいい
かと思います。
１日１０個ぐらい質問するぐらいの気持ちで取組んでいけば、あと５ヶ月でかな
り進歩できるかと思います。
ただし、技術的な点では５ヶ月では足りないところもあると思います。
ただ、そこもチーフとして、医院を回していくのであれば、高いテクニカルスキ
ルは必要になりますので、足りないと思われるスキルを自分で考えて、一覧表に
して、それをチーフと院長に見てもらい、足りないものを教えてもらうといいか
と思います。
そこで出てきた足りないスキルをどうやったら身につけることができるのかを院
長とチーフからアドバイスをもらい、スキルアップに毎日、努めることをオスス
メします。
５ヶ月間、毎日のようにテクニカルスキルを上げるために診療後に頑張っていた
としたら、それだけでも、これから残るスタッフの刺激になるし、チーフとして
の影響力を持つことになります。
後は、診療外の業務として、どのようなことをやっているか、こちらの方が難し
いかもしれません。目に見えづらいので。
これは幹部ミーティングなどを月１回は開いてもらい、そこに参加させてもらう
ことで、院長とチーフが考えていること、取り組んでいることを学ぶことができ
るかと思います。
どちらにしても、これから分院ができるので、医院の仕組み化が重要になります。
・マニュアル作成
・教育カリキュラムの作成
をしていくことが必要だと思います。
５ヶ月間でできる範囲でチーフと一緒に協力しながら作成するのが良いかと思い
ます。というのは、これは必ず、分院でも役に立つことですし、しっかりとした
仕組みがないと本院と分院でやり方が違うということもおきるので、それを防ぐ
ためにも、やった方がいいですね。
最後に、衛生士採用についてですが、ＤＨ学校からの採用が難しいようですね。
現時点できる取り組みとしてはパートＤＨをハローワークや求人折込みチラシな
どを活用して、募集して、そこから採用できるように動いてみてはどうでしょう
か。
その中で、常勤ＤＨが採用できたらもうけものぐらいに考えて取り組んでみるこ
とをオススメします。
かなり取り組むことが盛りだくさんですが、５ヶ月で今の状況を打開するにはこ
れぐらいの取り組みをしていかないと難しいかと思います。
応援しています。頑張っていきましょう！
また、来年も開催予定の「歯科医院スーパースタッフ育成塾」には参加すること
をオススメします。この中で、医院の中心としての影響力の発揮の仕方や仕組み
化についても学ぶことができます。
