この相談事例は約 3 分で読めます
現在、まだ入って2年目の助手なんですが、凄い頑張ってくれているスタッフがいます。
本人も「来年には幹部になりたい」と明確な目標を持って頑張ってくれています。
頑張ってくれているのは確かなんですが、問題があります。
それは父性が強すぎて、言い方などが厳しすぎて他のスタッフがついていけないのです。
現に、「●●さんの下では働けません」と退職を申し出るスタッフが2名もいます。
まだ、辞めてはいないのですが、彼女を幹部に昇格させれば、辞めてしまう可能性は非常に高いです。
既に、これまで開業から8年近く医院を支えてきてくれた幹部スタッフとも折り合いが悪く、「●●さんがいるのであれば、私はやめます」という感じで、彼女だけが原因ではないのですが、退職してしまいました。
私としては、何とか、彼女にも頑張ってほしいのですが、どうしたらいいでしょうか?
なるほど。これは辛いですね。
父性が強すぎるスタッフは自分にも厳しい分、周りのスタッフにも厳しいのです。
そして、自分に厳しい分、凄い仕事は頑張ってくれるし、テクニカルスキルも高いのです。
テクニカルスキルも高いので、日々の診療においては欠かせない存在になりがちです。
今はまだ、入社2年目なので、そこまでには至ってないでしょうが、これで年数が経つと、誰も彼女を止められなくなるのではないでしょうか。
そして、そういう状態を恐れてるからこそ、まだ彼女が幹部になってないのに、周りのスタッフが退職を考えるまでになってるのだと思います。
これまで、私も16年のコンサルにおいて200医院以上のコンサルをしてきましたが、このような父性が強すぎる女性スタッフが変わったことはほとんどありません。
なぜなら、父性が強すぎるスタッフが言うことは正論だからです。
間違ってないのです。しかし、言い方が間違っているのです。
しかし、いくらそれを伝えても、「私は間違ってない!」となってしまうのです。
そうなんです。間違ってないからこそ、変わりづらいのです。
なので、まだ幹部になってない時期なので、救われました。
本人も幹部になりたいと思ってるわけですから、今度の評価時期に
「今のままでは幹部になることはできない。他のスタッフに対して厳しすぎる言動がなくならない限り、幹部に昇格させることはできない」
と早い段階で伝えておいたほうが良いと思います。
そうすることで、周りのスタッフも「彼女が今の状態で幹部になることはないんだ」と安心できると思います。