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こんにちは。昨年からセミナー、DVD教材でお世話になっております。昨年は新人スタッフ一名が新人セミナーに出席させていただきました。
今年は新卒衛生士2名採用できたこともあり、実践塾のセミナーに複数名参加させようと考えています。当初セミナー費用は全額法人負担、交通費全額負担、セミナーに参加している時間(5時間のセミナーならば5時間分の残業代の支給)を残業代として支給する と考えておりました。
しかしどこか腑に落ちない感情がありました。そんなおり、本日注文していた人事評価制度のDVDが届きました。早速中身を確認したところ、セミナー代の半額はスタッフ負担にしたほうが良いとの記載を発見しました。
自分自身の経験では全額会社負担の場合、そのセミナーから吸収してやろうという気持ちが薄くなってしまった記憶があります。自分で買った本は読むが人から借りた本は読まない感じでしょうか。ですから本当はセミナー代半額負担にしたいのです。そのほうが明らかにスタッフの意識が高まると思うのです。
しかしスタッフにどのように説明して納得させればよいか自信がありません。それからセミナー当日の交通費、昼食代、日当などはどのように考えたらよいのでしょうか。(残業代をセミナーの時間分支払うという案は当院の事務長の提案です。)スタッフが納得してセミナーに参加できるように、ご教示していただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
一般的に会社が指定し、義務付けて参加してもらう研修・セミナーは業務時間と
みなされます。
ですので、弊社のセミナーに参加したいから参加するのではなく、先生が「これに行ってきて」と指定、義務付ける形で参加してもらうのであれば、その交通費、参加費用は支給し、参加してる時間は業務時間としてカウントする必要があります。
しかし、技術系研修会の場合は本人の意思で参加してもらうような形にすれば、セミナー代は半額補助するけど、その他の費用は自己負担、かつ、業務時間にはカウントしないとすれば良いかと思います。
ただ、最初から全ての技術系研修会を半額自己負担としてしまうと、誰も参加してくれないとなってしまうように思います。
ですので、最初の2年目までは医院が参加するセミナーを指定し、それに対しては交通費、参加費用を支給し、参加してる時間(往復の移動時間は含めません)を業務時間としてカウントする。
3年目以降は参加したいセミナーを申請してもらい、半額自己負担にするなどにしてはどうかと思います。
ただ、これまで全て医院負担でやっていた場合、スタッフの状態によっては全くセミナーに参加しなくなる可能性も高いです。
それであれば、このような制度変更をする前にスタッフとの信頼関係を強化する、チーフ的役割をになってくれるスタッフを育成し、そのスタッフに積極的に自己投資を自己負担で行ってもらうなどをした方が良いかもしれません。
勉強する、練習する、自己投資する人が何人か出てこないとスムーズな移行は難しいかもしれません。
ちなみに、弊社のような技術系セミナーではないセミナーに半額自己負担で参加してもらうのは相当、難しいので止めた方がよろしいかと思います。
日当については、医院で日当の規定があり、それに該当しない限り不要かと思います。