チェア6台、開業2年の医院での理想的成長曲線は

チェア6台、開業2年の医院での理想的な成長曲線は 成功哲学・成功法則

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相談内容

>現在の医院の状態は、チェア6台(8台配管、2階建て2階に2台チェア)
>開業してから2年間経過(年間医業収入1億円前後)
>診療時間は夜21時まで診療(日曜17時まで診療)
>
>上記のような状態であるが、今の医院の数値から考えて、当院のような規模と歴史の医院での理想的成長曲線はどのよ>うなものになるのだろうか?

岩渕の回答

2年間で年間医業収入1億円を突破してるのは本当にすごいと思います。歯科医院経営が年々厳しくなっている今、先生の医院の成長はすばらしいものです。かなりの努力があって実現していることだと思います。
しかし、今の体制は夜21時まで診療、日曜診療もやってますので、かなり利便性追求型の歯科医院です。

それが良いことだとか、悪いことだとかではありません。しかし、数をこなす診療で院長にも、院長夫人にも、相当な負荷がかかっています。医業収入を上げるために頑張ることは大事ですが、今のままだと、院長が体調を崩してしまうかもしれませんし、家庭も問題なく穏やかに過ごしていけるかどうか非常に心配です。

そして何より、一番、心配なのはスタッフ採用についてです。
近年、衛生士の採用、歯科医師の採用が難しくなると思われます。現状でも十分に難しいと感じているかもしれませんが、この流れはこれからさらに難しくなっていくかと思われます。

医院が今後、さらに規模を拡大していく上で重要になるのは採用になります。人がいなくてはたくさんの患者様を診療することができないですし、人が定着しなければ、患者様の満足度が得られず、人が離れていってしまいます。
なので、いかに安定した採用ができている医院なのかということが、これからの時代重要になってくるのです。そして、採用を安定化させるためには今は、働きやすい職場にすることが欠かせません

この2年間、そこまでの診療時間をもって診療を続けていたので、地域での認知度はかなり高まったはずです。
しかし、そこに油断せず、診療時間を短くしたとしても、新患数が落ちないだけの利便性以外の魅力を作り、
1.日曜診療をやめる
2.診療時間を短縮する
をされてみることをオススメします。

すると、スタッフが働きやすくなるため人が定着し、その定着から医院の雰囲気がよくなり、さらに帰りが早くなることで採用希望者が増えていくはずです。

また、それと同時に数を追求する診療形態から質を追求する形態に路線変更されることをオススメします。

そのためにも、保険中心から自費中心の医院を目指してみてはどうでしょうか?

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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